CD FILE 荻野目洋子 VOL.2

『CD FILE 荻野目洋子 VOL.2』：80年代アイドル黄金期の軌跡

1987年12月16日、荻野目洋子のベストアルバム『CD FILE 荻野目洋子 VOL.2』がリリースされました。このアルバムは、彼女がリリースした6枚目から10枚目までのシングル楽曲を、A面曲とB面曲双方を収録した、充実のラインナップが魅力です。同日発売の『CD FILE VOL.1』とあわせて聴けば、荻野目洋子の80年代における音楽的遍歴を余すことなく堪能できます。

収録されている楽曲は、いずれもオリジナリティー溢れる楽曲群で、当時の若者たちの心を掴んだ名曲ばかりです。その一つ一つを紐解いていきましょう。

1. 心ののままに〜I'm just a lady〜

アルバムの幕開けを飾るのは、6枚目のシングルA面曲「心のままに〜I'm just a lady〜」。あらい舞による作詞・作曲、萩田光雄による編曲という豪華な布陣で制作されたこの曲は、荻野目洋子の歌声と、洗練されたメロディーが絶妙に融合した、彼女の代表曲の一つです。

2. スイート・ヴァケーション

続いては「心のままに〜I'm just a lady〜」のB面曲「スイート・ヴァケーション」。作詞を秋元康、作曲と編曲を中崎英也が担当。A面曲とはまた違った雰囲気を持つ、爽やかで軽快なナンバーです。

3. ダンシング・ヒーロー (Eat You Up)

7枚目のシングルA面曲「ダンシング・ヒーロー (Eat You Up)」は、このアルバムの中でも特に有名な楽曲です。原曲である「Eat You Up」の日本語詞は篠原仁志が担当し、馬飼野康二による編曲によって、オリジナリティあふれるアレンジが施されています。この曲は、荻野目洋子の代名詞ともいえる一曲であり、現在でも高い人気を誇っています。

4. ぜんまいじかけの水曜日

「ダンシング・ヒーロー (Eat You Up)」のB面曲「ぜんまいじかけの水曜日」。秋元康の作詞、松尾一彦の作曲、そして萩田光雄の編曲という、豪華なクリエイター陣によって生み出されたこの曲は、A面曲とは対照的な、しっとりとしたメロディーが魅力です。

5. フラミンゴ in パラダイス

8枚目のシングルA面曲「フラミンゴ in パラダイス」は、売野雅勇による作詞、NOBODYによる作曲、船山基紀による編曲という、実力派クリエイター陣が結集した作品。南国を思わせるエキゾチックな雰囲気が漂う、魅力的な楽曲です。

6. スロープに天気雨

「フラミンゴ in パラダイス」のB面曲「スロープに天気雨」。麻生圭子による作詞、高中正義による作曲と編曲は、独特の感性とサウンドが特徴です。

7. Dance Beatは夜明けまで

9枚目のシングルA面曲「Dance Beatは夜明けまで」。森浩美による作詞、NOBODYによる作曲、西平彰による編曲で構成されたこの曲は、タイトル通り、ダンサブルなリズムが印象的な一曲です。

8. ベルベットの悪戯

「Dance Beatは夜明けまで」のB面曲「ベルベットの悪戯」。川村真澄による作詞、渡辺博也による作曲と編曲によるこの曲は、タイトル通り、少しミステリアスな雰囲気を持つ楽曲です。

9. 六本木純情派

10枚目のシングルA面曲にして、このアルバムのラストを飾るのは「六本木純情派」。売野雅勇による作詞、吉実明宏による作曲、新川博による編曲という豪華な組み合わせで制作されたこの曲は、荻野目洋子の代表曲として、今もなお多くの人に愛されています。

10. ロマンティック・オデッセイ

最後に「六本木純情派」のB面曲「ロマンティック・オデッセイ」。森浩美による作詞、伊藤銀次による作曲と編曲で、アルバムにふさわしい、ロマンティックな雰囲気で締めくくられています。

『CD FILE 荻野目洋子 VOL.2』は、80年代アイドル全盛期を象徴する、輝かしい楽曲の数々が収録された、まさに決定版と言えるベストアルバムです。当時を知る世代はもちろん、今の若い世代にとっても、新鮮な感動を与えてくれる作品と言えるでしょう。

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