CDバダホス

クルブ・デポルティーボ・バダホスについて

クルブ・デポルティーボ・バダホス（Club Deportivo Badajoz, S.A.D.）は、スペインのエストレマドゥーラ州バダホス市に拠点を置くサッカークラブです。2023-24シーズンには、セグンダ・ディビシオンRFEFというカテゴリーで戦っています。クラブの歴史は長く、創立以来数々の出来事がありました。

歴史のはじまり

バダホス市内には、ラシンとスポルトという二つのサッカークラブが存在していました。両クラブは合併し、CDバダホスが誕生しました。フランシスコ・フェルナンデス・マルケスタ氏の貢献により、クラブの初のホームスタジアムであるエスタディオ・エル・ビベーロが提供され、1931年にはリーガ・エスパニョーラのメンバーとなりました。このように、CDバダホスはサッカーの歴史に名を刻む存在としてスタート致しました。

このクラブは長い間、テルセーラ・ディビシオン（現4部）やセグンダ・ディビシオン（2部）で多くのシーズンを過ごしました。特に1990年にはセグンダ・ディビシオンに定着し、11シーズンをその舞台で戦い続けましたが、プリメーラ・ディビシオン（1部）への昇格は果たせませんでした。2003年にはセグンダ・ディビシオンBに降格し、以降もクラブは財政問題などの困難に直面しました。

2005-06シーズンには7位となりましたが、継続する財政難から存続が危ぶまれました。そこで同じ市内にあるADセッロ・デ・レジェスからのサポートを受け入れることとなり、CDバダホスはテルセーラ・ディビシオンに降格しましたが、クラブの消滅は免れました。この借金を肩代わりしたセッロ・デ・レジェスは、その後セグンダ・ディビシオンBへ昇格。しかし、数シーズン後にテルセーラ・ディビシオンへ逆戻りしてしまいました。2008-09シーズンには昇格プレーオフで勝利し、自力でセグンダ・ディビシオンBに戻ることができました。

しかし、2012年7月1日、クラブは選手への給料未払いのためテルセーラ・ディビシオンへの降格処分を受け、解散の憂き目を見ました。その後、新たに設立され、クラブは6部から再出発を切りました。

スタジアムの移転

初めはエスタディオ・エル・ビベーロがホームスタジアムでしたが、1998年に新しいエスタディオ・ヌエボ・ビベーロに移転しました。このスタジアムでは、約15,000人を収容でき、将来的には30,000人まで拡張が可能です。エスタディオ・ヌエボ・ビベーロでは、スペイン代表の試合も行われており、1999年にはUEFA EURO 2000予選のキプロスとの試合で大勝を収めました。また、2006年にはUEFA EURO 2008予選のリヒテンシュタインとの試合でも快勝しています。

クラブのタイトルと成績

CDバダホスは、国内タイトルにおいて、セグンダ・ディビシオンBで1回（1990-91シーズン）、テルセーラ・ディビシオンで7回の優勝を収めています。ただし、国際的なタイトルは持っていません。

クラブの成績としては、解散前にセグンダ・ディビシオン（2部）で20シーズン、セグンダ・ディビシオンB（現3部相当）で17シーズン、テルセーラ・ディビシオン（現4部相当）で32シーズンを過ごしました。再設立後は、サッカー界での新たな挑戦が続いています。

歴代監督と選手

歴代の監督としては、マルコ・アントニオ・ボロナやアドルフォ・ムニョス、パコ・エレーラなどが名を連ねています。また、エミリオ・ロペス・フェルナンデス、アデラルド、ペドロ・ムニティスなども、クラブの歴史を彩る選手たちとなっています。これらの選手や監督たちの功績が、CDバダホスをかつてないほど成長させてきました。

このバダホスにおけるサッカーの歴史は、困難と挑戦の繰り返しですが、新しいクラブとしての挑戦も続いています。

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