CLOCKUP (ブランド)

CLOCKUPについて

CLOCKUP（クロックアップ）は、株式会社エンタコンが展開するアダルトゲームブランドで、サブブランドとして「銀時計」を持っています。最初期はコンピュータソフトウェア倫理機構の審査を受けていましたが、2006年に『かけた月は戻らない』を発売以来、コンテンツ・ソフト協同組合の審査を経て作品をリリースしています。

ブランドの由来と設立背景

このブランドの設立は、もともとビジネスソフトウェアの開発に従事していた同社が、当時の社長がイラストに秀でていたことをきっかけに、ゲーム開発に進出することを決定した結果、アダルトゲームブランドとしてスタートを切ることとなりました。「CLOCKUP」という名称は、コンピュータのオーバークロックを示す言葉に由来し、「普通では面白くない、より良いものを」という理念が込められています。成立当初から、性描写に特化したアダルトゲームの開発を行う方針を持ち、多様な作品が次々に発表されてきました。

作品と特徴

CLOCKUPの作品は、特に性描写の大胆さに定評があります。『REQUIEM』以降は排泄物の描写が頻繁に見られる一方で、『euphoria』のような作品は女性ユーザーにも受け入れられ、次作『フラテルニテ』のイベントでは、女性ファンの参加が多かったことも記録されています。

また、CLOCKUPでは、金と銀の全身タイツを着用した二人のキャラクターによるプロモーションが話題を呼び、さらに2010年代半ばからは「ハリネズミの針山部長」というキャラクターが広報担当として活動を開始しました。ファンディスク『くろふぁん』シリーズのリリースや、DLsiteでの音声作品配信も行うなど、多角的な展開を特徴としています。

主な作品リスト

CLOCKUPは2002年からコンスタントに新作を発表しています。代表的な作品には以下のようなものがあります：

• - けがれた英雄 〜邪淫聖女狩〜 (2002年)
• - プレゼンス (2003年)
• - 黒愛 〜一夜妻館・淫口乱乳録〜 (2004年)
• - REQUIEM (2004年)
• - euphoria (2011年)
• - サキュありアパート (2022年)
• - SACRIFICE VILLAINS (2023年)
• - ジオグラマトン HDリマスター (2023年)

これらの作品は、独自のストーリーやキャラクター設定を持っており、特にアクション性や緊迫感のある展開が特徴です。

まとめ

CLOCKUPは、その斬新な作品とマーケティング手法によってアダルトゲームの界隈で特異な地位を築いており、常に話題を提供し続けています。多様なキャラクターと深い物語性を持つ彼らの作品は、ファンにとって魅力的な選択肢となっています。

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