COME ON EVERYBODY

COME ON EVERYBODY



「COME ON EVERYBODY」は、TM NETWORK|TM_NETWORKによる15枚目のシングルで、1988年11月17日にリリースされました。この曲は、アルバム『CAROL 〜A DAY IN A GIRL'S LIFE 1991〜』の先行シングルとして発表され、リスナーに新たな音楽体験を提供しました。楽曲は、オリジナル曲「Come On Let's Dance」のライブ・ヴァージョンからインスパイアを受けて作られていますが、シングルリリース版とアルバム版では大きなアレンジの違いが見られます。

制作について



「COME ON EVERYBODY」は、アルバム『CAROL』の特徴的な要素を持ちつつも、リスナーに軽やかな印象を与えることを目的とした作品です。小室哲哉がインタビューで述べた通り、この曲はアルバム内で最も打ち込みが多いトラックであり、エレキギターの演奏はサンプラーを用いて演奏されました。

この曲は、アルバム『CAROL』がリリースされる前に出されることで、リスナーにアルバムの全体像を圧迫感なく受け入れてもらう狙いがありました。また、メーカーの要請やプロモーション戦略の一環としても、このシングルを早期にリリースすることが選ばれました。

音楽性の特徴



楽曲は、「Come On Let's Dance」の続編として位置づけられ、聴きやすく感じられるような軽快さが求められました。シングル版とアルバム版の音は明確に異なり、例えばサビの先頭フレーズやリフレイン、そしてサビ直前の歌い出しにはエコーがかけられており、リスナーは両者の違いを楽しむことができます。このように、シングルはアルバムと異なる一面を持っているので、音楽ファンにとって聴き比べる楽しみがある楽曲です。

紅白歌合戦でのパフォーマンス



1988年の『第39回NHK紅白歌合戦』において、この楽曲は特別なヴァージョンで披露されました。「'88 FINAL MEGA MIX」と題されたこのパフォーマンスでは、小室のサンプリング技術が大いに活かされ、演奏時間も約6分と紅白の中では比較的長めに設定されていました。演奏中には宇都宮隆が歌詞を間違えるというハプニングもあり、観客にとって印象深いパフォーマンスとなりました。

ゲームでの使用



また、1989年12月に発売されたファミコンソフト『TM NETWORK|TM_NETWORK LIVE IN POWER BOWL』のデモ画面にて、本曲のイントロ部分が8bitアレンジとして使用されるなど、音楽だけでなく映像作品においても影響を与えました。これは、TM NETWORK|TM_NETWORKの音楽が幅広いメディアで楽しまれていることを示しています。

収録アルバム



「COME ON EVERYBODY」のアルバム収録状況は以下の通りです:

このように「COME ON EVERYBODY」は、TM NETWORK|TM_NETWORKの音楽的遺産の一部として、多くのリスナーに親しまれ続けています。

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