CoRoT-2b

CoRoT-2bは、わし座の方向に約930光年の距離にある太陽系外惑星であり、CoRoT-2という恒星の周りを公転しています。以前はCOROT-Exo-2bと呼ばれていましたが、COROTミッションによって発見され、2007年12月20日にその存在が公表されました。

この惑星は、典型的なホットジュピターに分類されます。その半径は木星の約1.43倍、質量は約3.3倍と非常に大きく、主星からの強い熱を受けているため、大気の外層が膨張しています。特筆すべきは、CoRoT-2bが主星からの距離を考慮しても非常に高温であるという点です。表面温度は推定で約1500℃に達するとされており、これは他の惑星との間の潮汐加熱の影響を受けている可能性を示唆しています。

CoRoT-2bの公転周期は約1.7日と非常に短く、恒星の赤道に近い軌道を順行しています。主星であるCoRoT-2はG型主系列星で、太陽よりも若干温度が低いものの、太陽変動は活発です。この恒星は地球から約800光年の位置にあります。

CoRoT-2bが主星の前を通過する際（トランジット）、その通過時間は約125分です。この現象は、惑星の半径や軌道に関する重要な情報を提供します。

軌道について
2008年8月には、Bouchyらによってロシター効果を用いてCoRoT-2bの自転-公転角が+7.2 ± 4.5°と計算されました。これは、惑星の自転軸と公転軸の関係を理解する上で重要なデータです。

脚注

（注釈はありません）

出典

（出典の記載はありません）

関連項目
COROT

外部リンク
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* COROT-Exo-2 light curve using differential photometry

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