CyberZ

株式会社CyberZの概要

株式会社CyberZ（サイバーゼット）は、東京都渋谷区に本社を構える企業で、サイバーエージェントの完全子会社です。主にスマートフォン向けのインターネット広告事業を手掛けており、特に「F.O.X」という広告事業や、ゲーム実況やプレイ動画を共有するプラットフォーム「OPENREC.tv」に力を入れています。

主な事業内容

CyberZの事業には、ライブ配信の新しい形を提供する「SUPERLIVE by OPENREC」が含まれています。このサービスは、月額課金制や有料チャンネル、さらには視聴者からの投げ銭に対応し、フルHDの高画質配信を実現しています。最速で0.810秒という低遅延を達成し、1920x1080pの解像度で最大60fpsの映像を配信できる特徴があります。現在、月間利用者数は約300万人を超え、会員数は400万人を突破し、今後はさらに1000万人を目指しています。

また、CyberZはインターネットテレビ局AbemaTVのウルトラゲームスチャンネルとの連携により、番組制作も行っており、過去の配信やイベントも提供しています。

配信スタジオの紹介

2015年4月には、ゲーム実況専用スタジオ「OPENREC STUDIO」を設置し、約1200平米の広さを持ち、最大12名が対戦可能な競技用ブースや専用の実況・解説ブースも備えています。2018年にはウルトラゲームスチャンネルの開始に合わせ、さらなるリニューアルが行われ、同時に7番組の配信が可能になりました。

2020年には、新たに音楽ライブ専用機材を導入し、様々なジャンルの配信に対応しています。

制作メディアとeスポーツ

CyberZは、エイベックス・エンタテインメントと共同で開催するeスポーツ大会「RAGE」の制作も手掛けています。RAGEは、中継番組も製作し、大会視聴数は700万を超える人気を誇ります。また、2014年9月にはプレイ動画共有サービス「OPENREC」を開始し、その後、2019年に無料配信チャンネル「FRESH LIVE」と統合されました。これにより、ゲーム配信にとらわれない幅広いコンテンツを提供するプラットフォームへと成長しました。

CyberZのグループ企業

グループ企業には、eスポーツイベントの企画を行う「CYBER E」や、オリジナルグッズの開発を手掛ける「eStream」があります。また、バーチャルキャラクター制作の「CyberV」も存在しましたが、2020年に解散。さらに、eスポーツコミュニティと大会プラットフォーム「PLAYHERA JAPAN」を運営しており、eスポーツを活用した新たな挑戦が続いています。

まとめ

株式会社CyberZは、スマートフォン市場に特化した広告業務だけではなく、エンターテインメントの新しい形を提案することで、業界の革新を支えています。今後の成長が期待される企業です。

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