D'グラフォート札幌ステーションタワー

D'グラフォート札幌ステーションタワーについて

D'グラフォート札幌ステーションタワー（ディーグラフォートさっぽろステーションタワー）は、札幌市北区の北8条西3丁目に位置する、複合ビルです。このビルは、超高層マンションと業務棟から構成されており、都市部における高度利用を図るために再開発プロジェクトの一環として建設されました。

概要

札幌都心では、かつて青空駐車場が多く見られた地域で、北8西3東地区もその一つでした。土地の有効活用を進めるために、「北8西3東地区第一種市街地再開発事業」が進行され、このプロジェクトには約157億円の総費用がかけられました。マンションを主核とした複合施設が造られており、大和ハウス工業が主導したこの事業は、竣工後にダイワサービス株式会社に管理が委託されました。

建物は地下通路によって、札幌駅と直接接続されています。敷地の面積は5,541.60平方メートル、総床面積は63,897.47平方メートルです。住居棟は地上40階建てで、地下1階を有し、総戸数は336戸にもなります。また、この住居棟の高さは143.15メートルで、道内の超高層ビルとしては2番目の高さを誇ります。業務棟は北ビルとも呼ばれ、地上11階で51メートルの高さがあります。

建築・施工の背景

このビルの建設に関する重要な出来事には、以下の年表があります。

• - 2002年：北8西3東地区再開発事業の策定が始まりました。
• - 2003年3月5日：事業が着手され、その後の様々な準備が進められました。
• - 2004年5月20日：いよいよ着工のスケジュールに入ります。
• - 2005年11月5日：ついに住居棟の販売が開始されました。
• - 2007年3月：全体の竣工が行われ、完成を迎えました。

内部の構成

D'グラフォート札幌ステーションタワーは、住居棟と業務棟で異なる機能が設けられています。住居棟の1階には店舗、2階には事務所、3階には保育園が入っているほか、4階以上は全て住居エリアとなっています。一方、業務棟には主に事務所が利用されています。

周辺施設

この地域は非常に利便性が高く、多くの重要な施設が周辺に存在します。北海道旅客鉄道の札幌駅や、札幌市営地下鉄のさっぽろ駅、札幌第一合同庁舎、複数の予備校や大学があります。また、宿泊施設として東横イン札幌北大前やホテルマイステイズ札幌アスペンも近くに位置しています。さらに、札幌市立北九条小学校や中央郵便局、札幌エルプラザといった公共施設も徒歩圏内です。

このように、D'グラフォート札幌ステーションタワーは、居住空間と業務スペースが共存することで、札幌市北区に新しいライフスタイルの提案をしています。都市の中心で多様なニーズに応えるこのビルは、これからの札幌のランドマークとしての地位を確立しています。

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