さっぽろ駅

札幌市営地下鉄 さっぽろ駅

札幌市営地下鉄さっぽろ駅は、札幌市中央区に位置する、南北線と東豊線が乗り入れる駅です。駅番号は南北線がN06、東豊線がH07です。JR札幌駅とは地下街「アピア」を挟んで隣接しており、地下通路で繋がっています。駅名表記は、JR札幌駅と区別するために平仮名の「さっぽろ」が用いられています。

概要

さっぽろ駅は、札幌市の中心部に位置し、多くの人々が利用するターミナル駅です。JR札幌駅とは地下街で繋がっており、乗り換えも可能です。ただし、JR札幌駅は高架化に伴い位置が移動したため、両駅の改札口間は約300m離れています。札幌市交通局は、駅名を平仮名表記にすることで、JR駅との混同を避けることを意図しています。

歴史

1971年（昭和46年）12月16日：南北線の開業に伴い、設置されました。
1988年（昭和63年）12月2日：東豊線の開業に伴い、東豊線の駅が設置されました。
2006年（平成18年）1月26日：駅ナンバリングが導入されました。
2011年（平成23年）3月12日：札幌駅前通地下歩行空間が開通し、南北線コンコースと接続されました。
2012年（平成24年）9月：南北線ホームに可動式ホーム柵が設置され、使用が開始されました。
2016年（平成28年）12月：東豊線ホームにも可動式ホーム柵が設置されました。
2017年（平成29年）9月1日：南北線と東豊線の乗り換えが、改札外乗り換えに変更されました。

駅構造

南北線は地下1階に改札口、地下2階にホームがあります。一方、東豊線は地下2階に改札口、地下3階にホームがあります。どちらの路線も1面2線の島式ホームを採用しています。南北線ホームは、利用者数に対して幅が狭く、特にJR札幌駅との乗り換え階段付近は混雑が見られます。

駅にはエレベーターも設置されており、地上へのアクセスも容易です。地下街や札幌駅前通地下歩行空間を通じて、周辺のオフィスビルや商業施設、ホテルなどへ地下からアクセスできます。地下歩行空間の整備により、JR札幌駅から地下鉄すすきの駅まで、約1.8kmが地下道で繋がっています。

乗り換え方法の変更

南北線と東豊線の乗り換えは、以前は改札内で行われていましたが、2017年9月1日から改札外乗り換えに変更されました。これにより、ICカード乗車券を利用すれば、出場後30分以内であれば乗り換えが可能となりました。ただし、乗り換え経路には制限があり、最短経路以外では追加料金が発生する場合があります。南北線と東豊線の乗り換えは、方面によって駅が異なります。麻生方面と栄町方面の乗り換えはさっぽろ駅、真駒内方面と福住方面の乗り換えは大通駅で行う必要があります。

利用状況

2022年度の1日平均乗車人員は73,885人で、札幌市営地下鉄の駅の中で最も多いです。2003年の「JRタワー」開業以降、利用者は増加傾向にあります。ただし、2011年の札幌駅前通地下歩行空間の開通により、JR札幌駅周辺と大通駅周辺の移動が便利になったため、一時的に利用者数は減少しました。

駅周辺

駅周辺には、多くの官公庁、商業施設、ホテル、オフィスビルが集積しています。

官公庁：北海道庁、札幌商工会議所など
商業施設：JRタワー、札幌ステラプレイス、アピア、大丸札幌店、東急百貨店さっぽろ店、ビックカメラ札幌店、ヨドバシカメラマルチメディア札幌など
宿泊施設：ホテルグレイスリー札幌、ANAクラウンプラザホテル札幌、ホテルモントレエーデルホフ札幌、札幌グランドホテルなど
オフィスビル：アスティ45ビル、日本生命札幌ビル、札幌三井JPビルディングなど
金融機関：日本郵政グループ札幌ビル、北洋銀行、北海道銀行、みずほ銀行、三菱UFJ信託銀行など
学校：札幌市立中央中学校、札幌市立北九条小学校など
その他：JR札幌病院、斗南病院など

駅周辺には路線バスの停留所も多く、公共交通機関でのアクセスも便利です。

その他

東豊線と東西線の間には連絡線があり、回送列車が走行します。また、東豊線の駅建設時には、JR線高架の真下に駅を設ける計画もありましたが、実現しませんでした。駅出口については、過去に閉鎖されたものもありますが、再開発により復活する可能性もあります。駅スタンプには、南北線と東豊線の特徴が描かれています。南北線ホームは2027年度の完成を目指し、増設工事が行われる予定です。増設後の現在のホームは麻生方面専用となります。

隣の駅

札幌市営地下鉄

南北線: 北12条駅 (N05) - さっぽろ駅 (N06) - 大通駅 (N07)
東豊線: 北13条東駅 (H06) - さっぽろ駅 (H07) - 大通駅 (H08)



さっぽろ駅は、札幌市における重要な交通拠点であり、多くの人々に利用されています。

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