D・J・ムーア

デニストン・オリバー・ムーア・ジュニア（Denniston Oliver Moore Jr.）は、1997年4月14日生まれ、アメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア出身のプロアメリカンフットボール選手です。現在はNFLのシカゴ・ベアーズに所属し、ワイドレシーバーとして活躍しています。

大学時代

メリーランド大学では、3年目の2017年シーズンに目覚ましい活躍を見せました。80回のレシーブで1,033ヤードを獲得、8つのタッチダウンを記録し、オールビッグ10ファーストチームに選出されるという輝かしい成績を収めました。この成功を機に、ムーア・ジュニアは2018年のNFLドラフトにアーリーエントリーすることを決意しました。

NFLでのキャリア

カロライナ・パンサーズ (2018-2022)

2018年のNFLドラフトにおいて、ムーア・ジュニアは全体24位という高い評価でカロライナ・パンサーズから指名を受けました。その後、4年総額1,120万ドルのルーキー契約を締結し、プロとしてのキャリアをスタートさせました。

2018年シーズン: 第11週のデトロイト・ライオンズ戦で、157レシーブ獲得ヤードと1つのタッチダウンを記録し、その才能を存分に発揮しました。このシーズン全体では、55レシーブ、788レシーブ獲得ヤード、2つのタッチダウンを記録し、NFLオールルーキーチームに選ばれるという栄誉に輝きました。
2019年シーズン: 第10週のグリーンベイ・パッカーズ戦で120レシーブ獲得ヤード、第12週のニューオーリンズ・セインツ戦では126レシーブ獲得ヤードを記録するなど、安定したパフォーマンスを見せました。シーズン通算では、87レシーブ、1,175レシーブ獲得ヤード、4つのタッチダウンを記録しました。
2020年シーズン: 第2週のタンパベイ・バッカニアーズ戦で120レシーブ獲得ヤードを記録しました。このシーズンは、66レシーブ、1,193レシーブ獲得ヤード、4つのタッチダウンを記録しました。
2021年シーズン: 開幕前にパンサーズから5年目の契約オプションを行使されました。第3週のヒューストン・テキサンズ戦で126レシーブ獲得ヤード、翌週のダラス・カウボーイズ戦では113レシーブ獲得ヤードを記録しました。シーズン全体では、93レシーブ、1,157レシーブ獲得ヤード、4つのタッチダウンを記録しました。
2022年シーズン: 2022年3月18日、パンサーズと3年総額6,190万ドルの契約延長に合意しました。しかし、第8週のアトランタ・ファルコンズ戦では、試合時間残り12秒の場面で同点となるタッチダウンを記録したものの、喜びのあまりヘルメットを脱いでしまいペナルティを受けました。エクストラポイントのキックが後退させられた結果、キックは外れ、チームは延長戦の末に敗北しました。このシーズンは63レシーブ、888レシーブ獲得ヤード、7つのタッチダウンを記録しました。

シカゴ・ベアーズ (2023-現在)

2023年3月15日、ムーア・ジュニアは同年のドラフト全体1位指名権とのトレードで、複数のドラフト指名権と共にシカゴ・ベアーズへ移籍しました。

2023年シーズン: 移籍初年度から、96レシーブ、1,364レシーブ獲得ヤード、8つのタッチダウンと、いずれも自己最高となる記録を達成しました。

デニストン・オリバー・ムーア・ジュニアは、その卓越した才能と努力で、NFLにおいて今後ますますの活躍が期待される選手です。

選手の通算成績と情報: Pro-Football-Reference
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