D-naha

D-nahaの概要

D-naha（ディーナハ）は、沖縄県那覇市牧志に位置する複合商業施設です。このビルは、地上8階と地下1階から構成されており、その売り場面積は約11,000平方メートルに及びます。最も目立つ施設内テナントは、1階から3階部分に入居するジュンク堂書店です。この書店は、県内最大規模の書店として知られ、約5000平方メートルの売り場スペースに120万冊以上の在庫を持っています。また、7階と8階には沖縄セルラー電話のコールセンターなど企業のオフィスも入居しています。2005年まで存在した前身のダイエー那覇店の名称を受け継いだ形で、D-nahaという名前に変更され、リニューアルオープンしました。

歴史

D-nahaの前身である「那覇ショッパーズプラザ」は1975年11月に開業しました。このショッピングセンターは、県内初の大型施設として期待されていましたが、地元商店街からの反発もありました。しかし、初年度は65億円の売上を達成し、那覇の中心街に集客効果をもたらしました。1981年にはダイナハという名称に変更され、1994年にはダイエーに吸収されました。その後、施設はダイエー那覇店として運営されましたが、2005年11月に閉店しました。

閉店後、長い間空きビルとなっていたこの場所に、2009年4月にジュンク堂書店が入居することが決まりました。沖縄セルラーも同じタイミングでオフィスを設置し、D-nahaとしてリニューアルオープンしました。ジュンク堂のオープンにより、客足が戻り、周辺商店街への期待も高まりました。

入居店舗の変遷と充実

D-naha開業以来、さまざまな店舗が入居しました。2009年にはAコープマルシェが地下1階にオープンしましたが、2012年には閉店しました。また、ディスカウントストア「ビッグワン」も一時入居しましたが、こちらも短期での閉店となりました。

ジュンク堂書店は開店から5年間で成長を遂げ、2014年には再度リニューアルを行い、新たに文具専門ブランド「MARUZEN」を県内初の出店として迎えました。このように、D-nahaは常に変化しながら、地域住民に愛される商業施設としての役割を果たしています。

アクセス

D-nahaへのアクセスは非常に便利です。沖縄都市モノレール線の美栄橋駅から徒歩1分、さらに路線バスを利用する場合は若松入口バス停から徒歩5分、美栄橋駅前バス停からも徒歩1分以内で到着します。

まとめ

D-nahaは、沖縄県那覇市に根ざし、地域の商業活動の中心として成長してきました。過去のダイエー那覇店からの歴史を受け継ぎ、現在はジュンク堂書店を中心とした多様な店舗が入居しており、地域の人々にとって欠かせない施設となっています。

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