DDR4 SDRAM

DDR4 SDRAM (Double-Data-Rate 4 Synchronous Dynamic Random Access Memory) は、半導体集積回路で構成されるDRAMの規格の一つです。DDR3 SDRAM と同様に、CPUがデータを必要とする前にメモリから先読みして取り出す8ビットのプリフェッチ機能を持っています。バンクグループを用いることで、DDR3の2倍の転送速度を実現しました。

利用状況

パソコンやサーバーでは2014年から、携帯電話（ARM Cortex-A57など）では2015年から使われています。インテルはHaswellマイクロアーキテクチャから、AMDはExcavatorマイクロアーキテクチャからDDR4 SDRAMを採用しています。

仕様

DDR4 SDRAMには、メモリチップとメモリモジュールの2つの規格が存在します。メモリチップ規格は最大動作周波数を示し、モジュール規格は搭載メモリチップの転送速度（メモリモジュールとしての転送速度）を示しています。以下は、バス幅64ビットの場合の表です。



パソコンで使われるDDR4は、シングルチャンネルで64ビット幅ですが、携帯電話などで使われるLPDDR4は、バス幅32ビットがシングルチャネルを指すことに注意が必要です。DDR4は288個のピンがあり、1.2Vで動作します。

DDR4-1866、DDR4-2133、DDR4-2400、DDR4-2666、DDR4-3200あたりが一般的なDDR4メモリとして利用されており、DDR4-3300以上のメモリはオーバークロックメモリとして扱われます。

関連項目

レイテンシ (CAS-TRCD-TRP-TRAS)
JEDEC

参照

見れば全部わかるDDR4メモリ完全ガイド、規格からレイテンシ、本当の速さまで再確認(インプレス社 Akiba-PC Watch記事)
SDRAM.html'>DDR4 SDRAM（PC4）とは - IT用語辞典 e-Words

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