DEADMAN (曲)

BiSHメジャーデビューシングル「DEADMAN」：詳細解説

2016年5月4日、avex traxよりBiSHのメジャーデビューシングル「DEADMAN」が発売されました。これは、前作「OTNK」から約10ヶ月後のリリースとなり、グループにとって大きな転換期を告げる作品となりました。特筆すべきは、このシングルがメンバーのハグ・ミィが参加した最後の作品である点です。

楽曲面では、表題曲「DEADMAN」に加え、カップリング曲として「earth」が収録されています。「earth」は、BiSHのプロデューサーである渡辺淳之介がかねてから楽曲提供を希望していた小室哲哉氏による書き下ろしという、豪華な布陣が実現しました。

シングル発売に先駆け、4月5日には「DEADMAN」のミュージックビデオがYouTubeで公開され、さらにOTOTOYでは24時間限定の無料配信も行われました。この積極的なプロモーション活動が功を奏し、オリコン週間ランキングでは5位という好成績を収めました。

メジャーデビューという大きな節目を祝うべく、5月2日19時より5月3日19時まで、24時間にわたるオールナイトイベント「24 Hour Party BiSH」が開催されました。このイベントは、BiSHの勢いを象徴する出来事として記憶されています。

CDは4形態で発売され、それぞれに異なる魅力が詰め込まれています。Music Video盤には「DEADMAN」のミュージックビデオとメイキング映像が収録され、制作の裏側をのぞくことができます。Live盤には、BiSH初の映像作品として、2016年1月19日に東京LIQUIDROOMで開催された「Eden of Sorrow Tour Final “IDOL is SHiT”」のライブ映像が収録されています。特に、Live盤の初回限定盤は「Eden of Sorrow TOUR スペシャルフォトブック(40P)」付きデジパック仕様となっており、コレクター心をくすぐる豪華な内容となっています。

収録楽曲の詳細を見ていきましょう。全編曲はSCRAMBLESが担当しています。

DEADMAN: BiSH、松隈ケンタ、JxSxKによる作詞、松隈ケンタによる作曲。疾走感あふれるサウンドと、BiSHらしい力強いメッセージが印象的な楽曲です。
earth: JxSxKによる作詞、小室哲哉による作曲。小室哲哉氏独特のメロディーセンスと、BiSHのボーカルが融合した、美しくもエモーショナルな一曲です。
DEADMAN - Instrumental -
earth - Instrumental -

Live盤に収録されているライブ映像は、「Eden of Sorrow Tour Final “IDOL is SHiT”」の様子が収められています。このツアーファイナルの模様は、BiSHの歴史において重要な位置づけを占めており、その熱狂的なライブパフォーマンスが映像として記録されています。収録楽曲は以下となります。

BiSH-星が瞬く夜に-
MONSTERS
BUDOKANかもしくはTAMANEGI
ウォント
OTNK
スパーク
Lonely Girl
NO THANK YOU
カラダ・イデオロギー
beautifulさ
Is this call??
SCHOOL GIRLS BANG BANG
HUG ME
DA DANCE!!
Story Brighter
DEAR…
デパーチャーズ
身勝手あいにーじゅー
TOUMIN SHOJO
ぴらぴろ
ALL YOU NEED IS LOVE

メジャーデビュー発表MC
サラバかな
* Primitive

「DEADMAN」は、BiSHのキャリアにおいて重要な役割を果たしたシングルであり、その後のBiSHの成功の礎を築いた作品と言えるでしょう。様々な形態でのリリース、楽曲のクオリティ、そしてそれを彩る豪華な布陣、これらすべてが「DEADMAN」の魅力であり、BiSHの歴史を語る上で欠かせない一曲です。その後、「DEADMAN」は『KiLLER BiSH』、『FOR LiVE -BiSH BEST-』といったアルバムにも収録され、現在も多くのファンに愛されています。

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