DENSO KOBELCO SARD RC F

DENSO KOBELCO SARD RC F：SUPER GTの栄光を刻んだマシン

2014年から2016年までSUPER GT GT500クラスに参戦したLEXUS TEAM SARDのDENSO KOBELCO SARD RC F。LEXUS RC Fをベース車両とし、2016年には見事シリーズチャンピオンを獲得しました。本記事では、その詳細なスペック、参戦チーム、そして輝かしいシーズンを振り返ります。

圧倒的な勝利：2016年シーズン

2016年シーズン、LEXUS TEAM SARDは平手晃平選手とヘイキ・コバライネン選手という強力なドライバーコンビを擁し、シリーズを戦い抜きました。最終戦であるツインリンクもてぎでの優勝によって、ドライバーズチャンピオンとチームズチャンピオンのダブルタイトルを獲得。LEXUS TEAM SARDにとって、SUPER GTの前身である全日本GT選手権から実に22年越しの悲願達成となりました。

驚異のスペック：マシンの詳細

DENSO KOBELCO SARD RC Fは、高い戦闘力を持つレーシングカーとして知られています。その詳細なスペックは以下の通りです。

車両概要

車両名: DENSO KOBELCO SARD RC F
ベース車両: LEXUS RC F
車両形式: USC10
寸法: 全長 5,010mm × 全幅 1,950mm × 全高 1,150mm
車両重量: 1,020kg 以上
ホイールベース: 2,750mm
トレッド (F/R): 1,950mm
トランスミッション: 6速シーケンシャル (後進1速)
クラッチ: クアドラブルカーボンプレート
サスペンション (F/R): ダブルウィッシュボーン プッシュロッド
ブレーキ (F/R): ベンチレーティッドカーボンディスク (F: 6ポッド、R: 4ポッド)
タイヤ: ブリヂストン (F: 300/680R18、R: 330/40R18)
ホイール: BBSジャパン (F: 18×12.0J、R: 18×13.0J)

エンジン

エンジン形式: RI4AG
エンジン仕様: 水冷直列4気筒 直噴 シングルターボ
排気量: 2,000cc
リストリクター: 燃料流量制限 95kg/h
最高出力: 550PS 以上
* オイル: MOTUL

これらの高い性能が、2016年シーズンの圧倒的な勝利を支えました。

チーム：LEXUS TEAM SARD

勝利を掴んだLEXUS TEAM SARDは、多くの優秀なスタッフによって支えられていました。チームオーナーの加藤眞氏を筆頭に、監督の野田英樹氏、チーフエンジニアの田中耕太郎氏、そしてメカニック、営業スタッフなど、多くのメンバーがそれぞれの役割を果たしました。ドライバーである平手晃平選手とヘイキ・コバライネン選手も、チームの一員として、その才能と努力で勝利に貢献しました。また、デンソー、KOBELCOといったメインスポンサーをはじめ、多くのスポンサー企業の支援も重要な要素でした。

まとめ

DENSO KOBELCO SARD RC Fは、その圧倒的な性能と、LEXUS TEAM SARDのチームワークによって、SUPER GTの歴史に名を刻む偉業を達成しました。2016年シーズンのチャンピオンマシンとして、その名は長く語り継がれることでしょう。

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