DIVE INTO YOUR BODY

DIVE INTO YOUR BODY

「DIVE INTO YOUR BODY」は、TM NETWORK|TM_NETWORKが1989年7月21日にリリースした20枚目のシングルです。この曲はオリジナルアルバムには収録されておらず、主にベストアルバムに収められています。このシングルの発表後、TM NETWORK|TM_NETWORKは1990年の夏まで活動を一時休止しました。

制作の背景

この曲は、TM NETWORK|TM_NETWORKの1stアルバム「RAINBOW RAINBOW」のスタイルを引き継ぐ形で制作されました。特に、「RUNNING TO HORIZON」と同時期に制作されたことが特徴的です。宇都宮隆と木根尚登が作成した2つのデモテープを聴いた上で、次のシングルとしてどちらが良いか選ぶ過程において、宇都宮が「DIVE INTO YOUR BODY」を選択したことでこの曲がシングルに決まりました。一方で、「RUNNING TO HORIZON」は小室哲哉のソロデビューシングルとして1989年10月28日にリリースされました。どちらの曲も、Aメロのコード進行が類似していることや、歌い出しが「LA LA LA～」という共通点があります。

音楽的特徴

「DIVE INTO YOUR BODY」では、小室が初めてシンクラヴィアを用いた楽曲としても知られています。ただし、初期の段階では知人にシンクラヴィアのオペレーターを任せていました。また、前作「GET WILD '89」に引き続き、ピート・ハモンドがミックス担当として参加しており、その完成度が高いものになっています。カップリング曲「Single Instrumental Mix」では、1サビ目からの間奏が本編より1フレーズ長くなっているという特徴もあります。

レコーディングとプロモーション

「DIVE INTO YOUR BODY」は、B'zのギタリスト松本孝弘が参加した最後の作品でもあります。また、購入特典として、「DIVE INTO YOUR BODY」の12”CLUB MIXバージョンが提供されました。これは後に2004年にリリースされたベストアルバム『Welcome to the FANKS!』にも収録されています。

リリースの詳細

このシングルは、EPIC/SONY RECORDSから7インチレコード、カセットテープ、8cmCDの3形態で発売されました。これにより、7インチレコードとカセットテープが同時に販売されるのは、この作品が最後となることが決まりました。

売上と記録

この楽曲は、当時のラジオ番組『TM NETWORK|TM_NETWORK COME ON FANKS!』で視聴者からリクエストを募られ、その結果『ザ・ベストテン』で第4位にランクインしました。木根尚登は「1位になったらサングラスを取る」という宣言をしましたが、最終的には最高2位に留まりました。このシングルの売上は、30万枚に達しました。

収録アルバム

「DIVE INTO YOUR BODY」は、多くのアルバムに収録されています。たとえば、ライブバージョンは『TMN COLOSSEUM II』や『LIVE HISTORIA T 〜TM NETWORK|TM_NETWORK Live Sound Collection 1984-2015〜』に収められています。また、各種リミックスバージョンやコンピレーションアルバムにもたくさん取り上げられています。特に、リミックスバージョンの「12”CLUB MIX」や「extended 12' version mix」なども人気があります。

このように、「DIVE INTO YOUR BODY」はTM NETWORK|TM_NETWORKの音楽活動において重要な位置を占めるシングルであり、その後の活動や作品に多大な影響を与えました。

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