Daytona-TV

『Daytona-TV』は、1992年4月から1993年9月まで放送されたTBSの深夜番組で、司会を務めたのは所ジョージです。本番組は、所の前番組「所印の車はえらい」の後継であり、放送内容や制作スタッフはほぼそのまま引き継がれました。特に、所は自動車雑誌「Daytona」のトータル・コンセプターとして関わっており、番組もこの雑誌とのタイアップが特徴となっています。

放送内容の楽しさ

番組のオープニングでは、所自身が作詞・作曲・歌ったテーマ曲「おバカなDaytona-TV」が流れ、視聴者を楽しませました。毎週異なるテーマに沿って、様々な車やバイクを紹介し、特定のゲストを招待して所が車の解説を行ったり、参加者にインタビューをしたりする形式です。

取り上げる車種は、新旧アメリカ車やカスタムカー中心ですが、古いヨーロッパ車や軽自動車も幅広く紹介されました。視聴者が参加できるコーナーもあり、紹介した車の購入権を視聴者に与えるなど、インタラクティブな要素がありました。また、時折車以外のテーマでも放送が行われ、ダチョウ倶楽部の新リーダー大賞やサバイバルゲームなど、多様な内容が展開されました。

'TOKOROでこだわる!!'

所は、車だけでなく他の趣味や食に関することについても、1分程度のミニコーナーで語る場面がありました。このコーナーでは、所の独自の視点や情熱が感じられ、視聴者を楽しませました。

インタビューコーナーでは、ゲストとのミニインタビューが行われ、そのままエンディングを迎えるケースが多かったため、視聴者にとっても印象的な場面が多くありました。名物出演者としては、カーショップの人々が登場し、その中でも所が「横浜シンジケート」と呼ぶ知人のショップオーナーや、車お見立て大会に必ず顔を出すマルカツの社長などが印象的でした。

番組の広がりと影響

さらに、番組中には関連する雑誌や東京都町田市にあった「デイトナパーク」でのロケーションが紹介され、視聴者により多くの情報を提供しました。残念ながら「デイトナパーク」は閉鎖されましたが、その後はシボレー・コルベット専門の中古車店に改装されています。また、番組の名シーンを集めたビデオ『Daytona-TV VIDEO』も販売され、多くのファンに親しまれました。

番組のその後

『Daytona-TV』は、番組の内容とスタッフをほぼそのまま引き継ぎつつ、新たなタイトルである『所さんのワーワーブーブー』へと変更されました。このように、『Daytona-TV』は多くの視聴者に支えられ、長年にわたって愛される番組としての地位を築きました。

制作スタッフ

制作においては、構成は田中直人といとうなおみつが担当し、技術面は八峯テレビが手掛けました。編集はTDKビデオセンターが行い、音効に金子喜久夫、美術にウッドオフィスが関与しています。また、ディレクターとして杉山和典、纐纈勇人、岩橋正憲が名を連ね、プロデューサーは後藤喜男（IVSテレビ）とひるまりょういち（TBS）が務めました。本番組は、IVSテレビ制作とTBSによる共同製作となっています。

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