Discovery (東京事変の映像作品)

東京事変 ライブ映像作品『Discovery』：2011年全国ツアーの記録

2012年2月15日、EMIミュージック・ジャパンより発売された『Discovery』は、2011年に開催された東京事変の全国ツアー「東京事変Live Tour 2011 Discovery」を収録したライブ映像作品です。DVDとBlu-rayの2形態でリリースされ、大きな話題となりました。

この作品には、ツアー追加公演として行われた、2011年12月7日東京国際フォーラム ホールA公演の模様が余すことなく収録されています。ジャケット写真は、同会場で12月2日に行われた公演終了後に撮影されたものです。

発売後、その人気はオリコンチャートにも反映されました。DVDは初週2.1万枚を売り上げ、2012年2月27日付オリコン週間DVDランキングで初登場総合1位を獲得。これは東京事変にとって初の総合首位であり、それまでの最高記録である2位を大きく更新する快挙となりました。初回生産分には、スリーブケースが付属する特別な仕様となっていました。

収録内容は、椎名林檎が作詞を手掛けた楽曲を中心に構成されています。 (※注記のある楽曲を除く)

「東京事変Live Tour 2011 Discovery」：過去最多公演数の全国ツアー

「東京事変Live Tour 2011 Discovery」は、2011年9月から12月にかけて開催された、東京事変にとって大規模なコンサートツアーでした。2010年のツアー「東京事変live tour 2010 ウルトラC」以来、約1年4ヶ月ぶりのツアーとなり、大きな注目を集めました。

当初は12月2日をもってツアーの幕を閉じるとアナウンスされていましたが、その後4公演の追加が決定。最終的には26公演という、東京事変史上最多となる公演数で開催されました。

このツアーの大きな特徴として挙げられるのが、数々のミュージックビデオを手がけてきた映像作家、児玉裕一氏による舞台演出です。 児玉氏の演出は、映像とライブサウンドが見事にシンクロした、エンターテインメント性豊かなステージを創り出しました。緻密に計算された映像と音楽の融合は、観客に強烈な印象を与え、記憶に残るライブ体験をもたらしたと言えるでしょう。

ツアー日程、セットリスト等の詳細な情報は、残念ながらこの資料からは確認できません。しかし、この『Discovery』というライブ映像作品が、東京事変の2011年のツアーの熱狂と興奮を後世に伝える貴重な記録であることは間違いありません。当時をリアルタイムで体験したファンにとっても、そして、当時を知る由もなかった新しい世代のファンにとっても、この作品は東京事変の音楽、そしてライブパフォーマンスの魅力を再発見する機会となるでしょう。

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