Dr.リアンが診てあげる

Dr.リアンが診てあげる

竹内元紀による漫画作品。2001年から2004年まで『月刊少年エース』を中心に連載され、ギャグと下ネタをふんだんに盛り込んだ作風で人気を博しました。

概要

本作は、『月刊少年エース』2001年3月号に掲載された読切作品が好評を博し、そのまま連載化された作品です。その後、『少年エース増刊桃組』にも掲載されました。単行本は5巻まで発売され、3巻以降はタイトル末尾が「 - 純情派」、「 - THE MOVIE」、「 - …夏」と変更されています。また、『月刊ニュータイプ』では、竹内元紀のエッセイ漫画『竹内元紀のエースで4番』が連載されていました。さらに、4コマ漫画版がザテレビジョンにも掲載されるなど、多岐にわたる展開を見せました。

物語は、医者の卵である主人公・栄里安（さかえ りあん）を中心に展開されます。しかし、医者を目指すという設定とは裏腹に、医療に関する描写はほとんどなく、下ネタが中心となるドタバタコメディです。

主な登場キャラクター

登場人物の名前は、作者の出身地である愛知県の地名に由来しています。

栄里安（さかえ りあん）

自称・医者。名医を目指す少女ですが、その設定はほとんど活かされず、持ち前の純粋さから下ネタに発展することが多いキャラクター。名前の由来は名古屋市中区の栄。

師匠（ししょう）

リアンの後頭部から生えている謎の生物。一応、リアンの医学の師匠を名乗っていますが、その知識は当てにならず、セクハラ発言を繰り返す下ネタ担当。

安城直人（あんじょう なおと）

高校2年生の少年。周囲の無茶な行動に巻き込まれながらも、広い心で許すことができる優しい性格の持ち主。一人暮らしをしていましたが、リアンを居候させることになります。男子高校生的な下ネタ担当。名前の由来は安城市。

岡崎美果（おかざき みか）

直人の同級生で、直人に恋心を抱いているお嬢様。しかし、普段の言動からはお嬢様らしさは感じられません。ツッコミ役を担当することが多いですが、直人のことになると妄想が暴走しがち。比較的常識的なキャラクターですが、下ネタに発展することも。名前の由来は岡崎市。

刈谷もみじ（かりや もみじ）

地下で徳川埋蔵金を守っていたくノ一。リアンに説得され、地上に出てアルバイト生活を始めます。長年地下にいたため、常識や羞恥心が欠如しており、突拍子もない行動で周囲を困惑させます。初登場時は「揉自」と表記されていましたが、レギュラーキャラクターに昇格後はひらがな表記になりました。他のキャラクターが交代でツッコミを担当するのに対し、彼女は一貫してボケ役を貫きます。名前の由来は刈谷市。

知立先生（ちりゅうせんせい）

直人たちが通う絆創高校の教師で、直人たちの担任。生徒たちの話を全く聞かず、チョークを弾丸のように飛ばして攻撃します。名前の由来は知立市。


『Dr.リアンが診てあげる』は、個性豊かなキャラクターたちが繰り広げる、笑いと下ネタ満載のコメディ作品です。

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