Dynabook (企業)

Dynabook株式会社について

Dynabook株式会社（英: Dynabook Inc.）は、東京都江東区豊洲に本社を置く電機メーカーで、パソコンやシステムソリューション関連の製品を開発、製造、販売しています。もともとは、東芝の完全子会社であった「東芝クライアントソリューション株式会社」として知られており、その後シャープの機能子会社としてのステータスを得ました。

会社の沿革

• - 1954年: 「川崎タイプライタ」として創業。
• - 1958年: 東京芝浦電気（現在の東芝）の完全子会社となり、社名を東芝タイプライタに変更。
• - 1968年: 東芝ビジネスマシンに改称。
• - 1984年: 東芝情報機器に社名が変更。
• - 2016年: 東芝からパーソナルコンピュータ事業を引き継ぎ、「東芝クライアントソリューション」に改名。
• - 2019年: 現在の社名に変更。

会社の歴史を通じて、Dynabookは数々のノートPCを開発し、特に日本国内においてはその名を広く認知されています。

主な製品「dynabook」シリーズ

「dynabook」は、Dynabook株式会社が製造・販売するパソコンのブランドであり、最初に販売されたのは1989年のJ-3100SS型です。この製品は、軽量でコンパクトな設計が高く評価され、以降のノートPC市場に大きな影響を与えました。

ダイナブックの特性

• - 軽量設計: 初代ログが20万円を切る価格で、軽量な筐体が評判を呼びました。
• - 日本語表示機能: 独自の日本語表示機能が搭載されており、英語モードでもIBM PC用のソフトウェアの使用が可能です。
• - 進化したハードウェア: 1990年代からのノートPCの発展とともに、東芝は自社開発のBIOSやメモリ、SSDなど、様々な部品の製造を行ってきました。

市場シェア

Dynabookは日本国内市場で特に強く、かつては1986年から1993年の間にノートPCの市場占有率で世界1位を獲得しました。しかし、2001年からは新興メーカーに市場での地位を譲ってしまい、近年では国内市場への集中が目立っています。

シャープへの事業譲渡

2017年にPC事業での出遅れと連続する赤字を背景に、Dynabookはシャープに80.1%の株式を譲渡したことで新たなスタートを切りました。

現行ラインナップ

Dynabookの製品ラインには、ミドル～エントリークラスをカバーする「dynabook T」、高性能な「dynabook X」、コンバーチブルノート「dynabook V」などが含まれています。各モデルは性能や仕様に応じて選択することができます。

結論

Dynabook株式会社は、パソコン開発において多くの最先端技術を導入し、ブランドの信頼性と性能を維持しています。今後も革新を続け、ユーザーのニーズに応える製品を提供し続けることでしょう。

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