E962号線

E962号線は、欧州自動車道路のBクラス幹線道路として、ギリシャ国内のエレフシナとティーヴァを結んでいます。この路線は、アテネの北西に位置し、E94号線とE75号線を短絡する役割を果たしており、2007年2月に設定されました。E962号線は、欧州自動車道路の中でも特に大きな路線番号を持つことで知られています。

経路

E962号線は、ギリシア国道3号線とその支線の一部に指定されていますが、AGR（基幹国際動脈道路に関する欧州協定）のすべての要件を満たしているわけではありません。この区間の高規格化路線として、高速道路A13号線が計画されています。

起点は、アテネ西方のエレフシナ（西アッティカ県）に位置し、高速道路A6号線（E94号線に指定）と国道3号線との分岐点です。そこから、マンドラ、エリスレスを経由して、ティーヴァ（ヴィオティア県）に至ります。ティーヴァ市街の西方では、E962号線は国道3a号線を通じて、高速道路A1号線（E75号線に指定）に接続します。

沿革

E962号線は、2007年2月に設定されました。

過去に「E962号線」と呼ばれた路線

興味深いことに、「E962号線」という路線番号は、かつて2002年から2006年までイタリアを走る路線に割り当てられていました。旧E962号線は、トリノのA26を基点とし、E25号線に接続して南イタリアに至る路線でした。2002年11月に開通しましたが、E45号線に繋がるA22からの交通との混乱を避けるため、2006年12月に廃止されました。

このように、E962号線は、ギリシャとイタリアという異なる国で、異なる時代に存在した路線番号であり、欧州の道路網の変遷を物語る一例と言えるでしょう。

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