EAST ASIA (曲)

「EAST ASIA」は、中島みゆきの楽曲であり、1992年発売のアルバム『EAST ASIA』に収録されています。この楽曲は、彼女の国際的な経験から生まれた独自の視点が反映されています。

楽曲の背景

中島みゆきは、1992年の『月刊カドカワ』のインタビューで、この楽曲の制作背景について語っています。彼女は海外を訪れる際、現地の人々から「あなたはどこの国の人ですか？中国人ですか？」と尋ねられることが多かったそうです。「いいえ、日本です」と答えても、「ああ、日本。どこにあるの？」といった反応を受けることがあり、その度に、日本が世界の中心ではないことを痛感したと言います。そして、日本の地理的な位置について改めて深く考えさせられたそうです。

この経験が、「EAST ASIA」という楽曲のテーマを形成する上で重要な役割を果たしました。楽曲には、国際的な視点から日本を見つめ直すというメッセージが込められています。

編曲

「EAST ASIA」の編曲は、デヴィッド・キャンベルが担当しました。彼が中島みゆきの楽曲の編曲を手がけたのは、この曲が初めてでした。

収録作品

「EAST ASIA」は、以下のアルバムと映像作品に収録されています。

アルバム:
『EAST ASIA』（1992年）
映像作品:
『歌旅 -中島みゆきコンサートツアー2007-』

まとめ

「EAST ASIA」は、中島みゆきの国際的な経験と、それを通じて得た日本という国に対する新たな認識が込められた楽曲です。異文化交流の中で自国のアイデンティティを見つめ直すという普遍的なテーマを扱っており、多くの人々に共感を呼ぶ作品と言えるでしょう。

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