EM Client

eM Client（イーエムクライアント）は、チェコのeM Client s.r.o社が開発した、多機能な電子メールクライアントです。メールの送受信はもちろんのこと、カレンダー、連絡先管理、タスク管理といった、ビジネスや個人利用に不可欠な機能を統合的に提供しています。日本では、株式会社LODESTAR JAPANが販売代理店を務め、日本語版を提供しています。

歴史

2006年に最初のバージョンがチェコでリリースされて以来、eM Clientは着実に進化を遂げてきました。日本語版のリリースは2017年8月23日のeM Client 7から始まり、その後も継続的なアップデートが行われています。主なリリース履歴は以下の通りです。

2017年8月23日 - eM Client 7 日本語版リリース。
2018年1月20日 - eM Client 7.1 日本語版リリース。OpenPGPに対応し、セキュリティ機能が強化されました。
2019年2月27日 - eM Client 7.2 日本語版リリース。macOSをサポートし、利用できるプラットフォームが広がりました。
2020年8月21日 - eM Client 8 日本語版リリース。
2022年4月15日 - eM Client 9 リリース。

ライセンス

eM Clientには、主にPRO版とFREE版の2種類のライセンスが存在します。インストール後30日間はすべての機能を試用できる期間が設けられています。

FREE版
Webサイトから無料ライセンスを取得することで利用可能です。
商用利用は不可となっています。
利用可能なメールアカウントは2つまでに制限されます。
テクニカルサポートは提供されません。
PRO版
通常版:
指定のバージョンのみを無期限で利用できます。
商用利用が可能です。
メールアカウント数の制限はありません。
無期限版:
アップグレードが無料で提供されます。
商用利用が可能です。
メールアカウント数の制限はありません。

対応メールアカウント

eM Clientは、主要なメールサービスを幅広くサポートしており、ほぼすべてのメールサービスに対応していると言えます。

Gmail
iCloud
Yahoo!メール
outlook.com (Hotmail)
Google Workspace
Microsoft Office 365
Microsoft Exchange Server
macOS Server
その他、POP3、SMTP、IMAP、POPサーバーアカウントも設定可能

これにより、様々なメール環境を利用しているユーザーでも、eM Clientをシームレスに活用することが可能です。

まとめ

eM Clientは、メール機能だけでなく、スケジュール管理やタスク管理も一元化できるため、効率的な情報管理を求めるユーザーにとって非常に有用なツールです。無料版から試せるため、まずはその使い心地を体験してみてはいかがでしょうか。

外部リンク

eM Client 公式サイト（英語）
eM Client (@emclient) - X（旧Twitter）（英語）
eM Client日本語公式サイト - LODESTAR JAPAN （日本語）
Vector 新着ソフトレビュー 「eM Client」

もう一度検索