ER207

ER207: エリクソンが手がけたドコモの第二世代携帯電話

ER207は、エリクソン（現在のソニーモバイルコミュニケーションズ）が開発し、NTTドコモから発売された第二世代携帯電話（mova）端末です。エリクソンが日本市場向けに開発した端末として、ER205の後継機種にあたります。

概要

ER207は、当時のNTTドコモの端末仕様において、通常はメーカーロゴを端末本体に表示することが認められていない状況で、独自の工夫を凝らしていました。具体的には、電池残量計の表示部分にエリクソンのロゴを組み込むことで、さりげなくブランドをアピールしていました。これは、当時の携帯電話端末のデザインにおける制約の中で、メーカーが個性を表現しようとした試みとして注目されます。

歴史

ER207は、1999年8月20日にNTTドコモから発売されました。当時の携帯電話市場では、各メーカーが独自の技術やデザインを競い合っており、ER207もその一つとして、個性的な特徴を備えた端末でした。

デザインの特徴

ER207のデザインは、当時の携帯電話のトレンドを踏襲しつつも、エリクソンらしいスタイリッシュな印象を与えるものでした。特に、電池残量計にメーカーロゴを配置するというユニークなデザインは、他の端末との差別化を図る上で重要な役割を果たしました。

当時の市場における位置づけ

1990年代後半から2000年代初頭にかけて、携帯電話市場は急速な成長を遂げていました。ER207が発売された時期も、ちょうどその成長期にあたり、各メーカーは新機種を次々と投入していました。そのような状況下で、エリクソンは独自の技術力とデザインセンスを活かして、市場に存在感を示そうとしていました。ER207は、その戦略を象徴する端末の一つと言えるでしょう。

参考文献

• - 『日本ケータイ大図鑑 1979→2005』（ケータイBEST Vol.25 特別付録小冊子、ソフトバンク パブリッシング）

外部リンク

• - ケータイ端末 温故知新 希少な「エリクソン」ブランド（1998～2000年） - モバイルアスキー

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