EX:FUTURIZE

EX:FUTURIZE (エクス フューチャライズ)

「EX:FUTURIZE」は、声優・日笠陽子の4枚目のシングルとして、2014年2月12日にポニーキャニオンからリリースされました。作詞はhotaru、作曲は奥井康介が担当。テレビアニメ『Z/X|Z_X IGNITION』のオープニングテーマとして制作された、デジタルロックナンバーです。

制作の背景

この楽曲は、2013年10月27日に開催された日笠陽子の初のワンマンライブ「Glamorous Live」で、タイトルとアニメのオープニングテーマになることが発表されました。楽曲制作はライブのリハーサル中から開始され、日笠自身も制作に関わる中で、視聴者の興味を惹きつけつつ、自身の表現したい要素を盛り込むことを意識したといいます。

作詞は、男性的で爆発力のある表現を得意とするhotaruに依頼されました。これは、『Z/X|Z_X IGNITION』がバトルをテーマとした作品であることから、楽曲との親和性を考慮した結果です。アニメ制作サイドからは、「高揚感があり、覚えやすい曲」という要望があり、選曲自体はスムーズに進んだものの、歌詞については作品の世界観と日笠自身のカラーをどのように融合させるか、試行錯誤が重ねられました。終盤の印象的なハモリは、レコーディング中にhotaruが即興で制作したものです。

音楽性

「EX:FUTURIZE」は、近未来的な世界観を表現したデジタルロックナンバーで、激しいサウンドが特徴です。歌詞には、「Ignition Overdrive」や「Go Activate」など、『Z/X|Z_X IGNITION』に登場する用語が盛り込まれており、アニメの世界観を色濃く反映しています。日笠自身はアップテンポな曲調を得意としていますが、この楽曲については「テンポが速く、転調が多くてキーも高く、さらに言葉が詰まっているため、息継ぎが大変」と語っています。

リリースとミュージックビデオ

シングルは初回限定盤と通常盤の2形態でリリースされ、初回限定盤には「EX:FUTURIZE」のミュージックビデオを収録したDVDが同梱されました。ミュージックビデオの監督は、前作「Seek Diamonds」に引き続きムラカミタツヤが担当。地下を舞台とした近未来的な映像で、衣装や髪型もその世界観を反映したものとなっています。マネキンにインクをかけるシーンは、CDのジャケットデザインや楽曲のイメージにも取り入れられています。

カップリング曲「Technoholica」

シングルのカップリングには、「Technoholica」が収録されています。この楽曲は、ダンサブルでアグレッシブなナンバーで、当初は表題曲の候補にも挙がっていました。仮歌が英語だったため、作詞は英語に精通したNadia（F.M.F所属）に依頼されました。レコーディングは、日笠にとって従来の楽曲よりも低い音域だったため、比較的スムーズに進んだとのことです。

リリースイベント

シングル発売後の3月17日には、渋谷REXでリリースイベントが開催され、「EX:FUTURIZE」とカップリング曲「Technoholica」が披露されました。

収録曲

1. EX:FUTURIZE
2. Technoholica
3. EX:FUTURIZE (Instrumental)

チャート

オリコンチャート
最高位：位

外部リンク

ポニーキャニオンによる紹介ページ
初回限定盤 - ウェイバックマシン
* 通常盤 - ウェイバックマシン

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