EZweb絵文字

EZweb絵文字について

EZweb絵文字は、KDDIと沖縄セルラー電話が提供するau携帯電話およびauスマートフォン専用の絵文字セットです。この絵文字は、主に「au絵文字」という名でも知られ、特にiPhoneには対応していません。その始まりは、Openwave Mobile Browserに搭載されていたビルトイン・アイコンから派生し、これを独自の絵に変更し、文字コードを割り当てることによって、携帯電話内のさまざまな場面で活用可能となっています。また、SoftBank端末でも、一部の絵文字を表示できることが特徴的です。

概説

EZweb絵文字は、先行して登場したNTTドコモのi-mode端末で採用された絵文字とは異なるレパートリーと仕様をもっています。iモード絵文字やSoftBank絵文字と比較すると、EZweb絵文字は文字数が豊富です。ただし、TuKa絵文字の方が多いことに留意が必要です。その中でも特に人気があるのが猫の顔文字です。過去には4回のデザイン改訂が行われており、その際には大幅なデザインの変更が見られることもあります。これにより、ユーザーは常に新鮮なデザインの絵文字を楽しむことができます。

Unicodeへの対応

2010年、EZweb絵文字は正式にUnicodeに組み込まれることになりました。ただし、Openwaveのロゴなど、一部は除外されています。EZweb絵文字の一部は、国旗や四角数字が合字として2文字で表現されるなど、特殊な扱いを受けています。以下に、Unicodeの文字を使用して表現されたEZweb絵文字の一覧が示されます。この一覧は、Unicodeが発表した対応表に基づいており、携帯電話各社のShift_JISコードポイントとの関係が明記されています。

結論

EZweb絵文字は、au携帯電話ユーザーにとって親しみやすく、多彩な表現を提供する重要な要素となっています。猫の顔文字など、その多様性とユニークなデザインが多くの支持を受けている理由です。また、Unicodeとの対応も進み、デジタルコミュニケーションにおいて欠かせない存在となっています。絵文字文化が進化する中で、EZweb絵文字もまた、ユーザーのコミュニケーションを豊かにするために進化を続けています。

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