day after tomorrowの原点、『elements』
day after tomorrowが
2003年3月26日にリリースした初のオリジナル
アルバム『elements』は、彼らの音楽性を確立した重要な作品です。前作ミニ
アルバムから約4ヶ月という短い期間でリリースされた本作は、
オリコンチャート初登場3位を記録し、その人気を不動のものとしました。
多彩な形態と豪華な特典
『elements』は、2枚組CCCD規格の初回受注限定盤、CCCD+
DVD規格の初回受注限定盤、そして通常盤の3形態で発売されました。初回受注限定盤には、新録曲に加え、過去のミニ
アルバムの収録曲を収録したディスクが付属。
DVD付きの初回受注限定盤には、
シングルのミュージックビデオやライブ映像が収録され、ファンにとっては見逃せない内容となっています。
特に話題となったのは、ジャケットで使用されたシルバーの車「day after tomorrow号」です。これは後に
日本ユニセフ協会に全額寄付するために
インターネットオークションに出品され、話題を呼びました。
バラエティ豊かな収録曲
『elements』には、様々なジャンルの楽曲が収録されています。3rd
シングルの
隠しトラック「High-Spirit」や、4th
シングルの表題曲として
リカットされた「Stay in my heart」、カップリング曲として
リカットされた「naturally」など、聴きごたえのある楽曲が満載です。また、インタールードとして収録された「Oval」や「Morning glow」は、
アルバム全体の雰囲気を彩っています。
過去のミニ
アルバムからの収録曲も充実しており、「for you」「Hello, everybody!」「rosy girl」「gift」「gradually」「melody」「after all…」「prize」「vivace」といった人気曲を改めて楽しむことができます。
タイアップ満載
『elements』の収録曲は、数多くの
テレビ番組のタイアップとして使用されました。「Time Of Destiny」は『
奇跡体験!アンビリバボー』、「flower of youth」は『
めちゃ×2イケてるッ!』のエンディングテーマとして親しまれました。他にも、『プチ・マリッジ』、『ホーム&アウェイ』、『S.O.S』、『トリビュート』、『
B.C.ビューティー・コロシアム』、『
熱血!サンタマリア』、『ブランサンク』など、様々な番組で使用され、day after tomorrowの楽曲が広く浸透するきっかけとなりました。
参加ミュージシャン
本作には、day after tomorrowのメンバーであるmisono(ボーカル)、
北野正人(
ギター)、鈴木大輔(キーボード)に加え、
五十嵐充(プログラミング&キーボード)、
石塚知生(プログラミング&キーボード)、加藤薫(
ギター)、弦一徹(バイオリン)、
広谷順子(バックコーラス)といった豪華なミュージシャンが参加しています。彼らの演奏が、day after tomorrowの楽曲に深みと彩りを与えています。
『elements』は、day after tomorrowの初期の魅力を凝縮した作品であり、彼らの音楽の原点を体験できる貴重な一枚です。彼らのファンはもちろん、
J-POPファンにとっても必聴の
アルバムと言えるでしょう。