Evening GatewaY

Evening GatewaY

「Evening GatewaY」（イブニングゲートウェイ）は、熊本県のFMラジオ局であるエフエム熊本（FMK）がかつて放送していた、平日夕方のワイド番組です。毎週月曜日から木曜日までの帯番組として、16時45分から19時55分まで、合計3時間10分にわたって放送されていました。番組は、熊本市内に設けられていたサテライトスタジオ「J-PIT」から公開生放送形式で届けられ、多くのリスナーや通行人が番組の様子を垣間見ることができました。

この番組は、夕方の時間帯に必要な生活情報やエンターテインメントを幅広く提供することを目的としていました。ニュース、交通情報、天気予報といったリアルタイム性の高い情報はもちろん、日替わりの特集コーナーや企画を展開することで、番組に多様な色合いを加えていました。

番組の進行役であるパーソナリティは、曜日によって異なりました。月曜日と火曜日は相越久枝氏が担当し、水曜日と木曜日はかなぶんや氏がマイクに向かっていました。それぞれのパーソナリティが持つ個性によって、番組は日ごとに異なる雰囲気を持っていたと考えられます。また、番組内には専属のリポーターも複数おり、様々な現場から最新の情報を伝えていました。「鶴屋New-S News」や「鶴屋フロアリポート」を担当した吉田恵理氏や岩清水愛氏、そして地域を旅するコーナー「いい旅熊本探検隊」を担当した松村奈央氏らが、番組の奥行きを広げていました。

「Evening GatewaY」の特徴の一つとして、番組途中にキー局であるエフエム東京（TOKYO FM）が制作する番組を内包していた点が挙げられます。具体的には、17時45分からの時間帯に放送されていた「ON THE WAY COMEDY 道草」がこれにあたります。自社制作の生放送番組の中に全国ネットの箱番組を組み込むことで、ローカルな情報と全国的なコンテンツのバランスを取っていました。

番組は様々なコーナーによって構成されていました。17時台には、水曜日の「クイズさかさ辞書」や木曜日の「3曲まとめてDON!」といった、リスナー参加型と思われる企画が設けられていました。また、17時22分頃からは月曜日の「Let's Hops」や火曜日の「お城マニアックス」といった、特定のテーマに沿ったコーナーが放送されていました。

18時台の主なコーナーとしては、18時ちょうど頃から始まる一連の企画がありました。月曜日は「601ソング」、火曜日は「601シチュエーション」、水曜日は「週刊J-pit」、木曜日は「週刊J-pit O」が放送されていました。これらのコーナーは、サテライトスタジオの名前を冠していることから、J-PITならではの企画だった可能性が考えられます。さらに、18時25分頃からは月曜日の「ライブレンダー」や火曜日の「MOVIEくのいち」といった、文化やエンターテインメントに関するコーナーが展開されていたようです。

タイムテーブルを見てみると、番組開始直後の16時45分には「熊本トヨペットToday's Pole Position」という提供コーナーがあり、その後は時報、交通情報、ニュースなどが定時で挿入されていました。18時には時報とともに「いい旅熊本探検隊」が始まるなど、情報枠とコーナーが交互に配置され、聴取者を飽きさせない構成がとられていたことが伺えます。また、19時台には「鶴屋New-s News」や「鶴屋フロアリポート」といった地域経済や商業に関する情報コーナーが設けられていました。

「Evening GatewaY」は、熊本の夕方の顔として、地域に根ざした情報発信とエンターテインメント提供を担っていましたが、2007年3月29日の放送をもって惜しまれながら終了しました。約3年間にわたり、熊本のリスナーに親しまれた番組でした。

された番組でした。

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