F-02E

docomo NEXT series ARROWS X F-02E

docomo NEXT seriesの一員として登場したARROWS X F-02Eは、富士通が開発した高性能なデュアルモード端末です。このスマートフォンは、NTTドコモの第3.9世代移動通信システム（Xi）および第3世代移動通信システム（FOMA）に対応しており、ユーザーに優れた通信環境を提供します。

概要

ARROWS X F-02Eは、ARROWSシリーズのフラッグシップモデル「X」の3代目にあたります。先代のF-10Dと同様に、特長的なクアッドコアCPU「NVIDIA Tegra 3」を搭載しており、CPUのクロック速度はF-10Dの1.5GHzから1.7GHzに向上しています。この端末は、ARROWSシリーズの中で初めてAndroid 4.1を搭載し、5インチのフルHD液晶ディスプレイを実現しました。

さらに、このディスプレイには「インテリカラー」という機能があり、周囲の環境や再生中のメディアに合わせて自動的に色合いが調整されるため、視認性が向上しています。ただし、ストレージは兄弟機種のARROWS V F-04Eの32GBに対し、本機は32GBとやや少なめです。

また、F-10Dとは異なり、F-02EはNOTTVに対応していますが、NFCについては従来のARROWSシリーズと同様に決済機能には対応していません。おくだけ充電の機能も搭載されていませんが、2420mAhのバッテリーを内蔵しており、ユーザーが快適に利用できるよう工夫されています。このスマートフォンのキャッチコピーは、"圧巻の1.7GHzクアッドコアと感動の使いやすさを備えた大画面ハイスペック"です。

搭載アプリ

ARROWS X F-02Eには、docomoのサービスを利用できるアプリケーションが多数プリインストールされています。特に目を引くのは、ARROWSシリーズ全機種に共通の「NX!ホーム」と呼ばれるアプリです。このアプリは、旧称「NX!UI」から名称が変更され、使いやすさが向上しています。

また、「NX!input」は手書きによる入力機能を持ち、ATOKをベースにしています。タスクマネージャも搭載されており、HOMEキーを長押しすることで最近使用したアプリが表示され、スムーズに操作できます。

特に「デモンズスコア 体験版」は、Tegra 3チップに最適化されており、最初からプリインストールされています。その他にも、Google Playストアから多くのアプリをダウンロードすることが可能です。

主な機能

このスマートフォンは、健康管理に役立つ「健康生活日記 からだライフ」や、ドキュメントを閲覧するための「NetFront Document Viewer」などの便利なアプリも搭載しており、ビジネスユーザーにも支持されています。また、富士通独自のヒューマンセントリックエンジンやユーザ支援機能を引き続き搭載し、ユーザーにとって快適な操作性を提供しています。

歴史とアップデート

ARROWS X F-02Eは、2013年1月22日に発表され、同年2月には事前予約が開始され、2月22日には発売が開始されました。発売後も、ユーザーからのフィードバックを基に定期的にアップデートが行われ、不具合の修正や機能改善が施されています。

これらの努力により、ARROWS X F-02Eは多くのユーザーに愛されるスマートフォンとして、その地位を確立しました。音楽やゲーム、日常的なコミュニケーションに至るまで、ユーザーのライフスタイルを豊かにする一台として、現在でもその性能が評価されています。

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