F-11D
ARROWS Me F-11D 概要
ARROWS Me F-11Dは、富士通が開発したNTTドコモの第3世代移動通信システム（FOMA）端末の一つで、主に40代のユーザー層をターゲットとしたスマートフォンです。このモデルは、ARROWS Kiss F-03Dを元にした派生モデルとして知られ、特にフィーチャーフォンから初めてスマートフォンに移行するユーザーを意識して設計されています。
特徴と機能
本機は、機能を絞ったらくらくスマートフォンと異なり、基本的なスマートフォン機能にはしっかりと対応しています。Googleアカウントの利用も可能で、普段使いのアプリやサービスともスムーズに接続できます。また、フィーチャーフォンからのデータ移行を支援する「かんたんお引っ越し」アプリを搭載しており、microSDカードを通じて、アドレス帳やメールデータを簡単に移行することができます。
さらに、ARROWS Me F-11DはIPX5およびIPX8の防水性能を備えており、日常のさまざまなシチュエーションで安心して使用できる設計になっています。おサイフケータイ、ワンセグ、赤外線通信など、一般的なスマートフォンの基本機能に加えて、FMトランスミッターを搭載しており、カーオーディオで音楽を楽しむことができます。加えて、「富士通モバイル統合辞書+」には、広辞苑第六版やリーダーズ英和辞典など、29種類の辞書が収録され、音声や動画ファイルも閲覧可能です。内蔵壁紙には自然や動物の美しい画像が50種類準備されています。
ただし、モバキャスやXi、おくだけ充電には非対応となっています。DLNAには対応していますが、DTCP-IPについてはサポート外です。
発売の経過
ARROWS Me F-11Dは、2012年5月16日にNTTドコモから発表され、8月10日から事前予約が開始されました。そして8月15日に販売が開始され、多くのユーザーに受け入れられました。
アップデートについて
2012年10月1日、ARROWS Me F-11Dは初のソフトウェアアップデートを受け、いくつかの不具合が修正されました。具体的には、画面がOFFの状態で電源キーやホームキーを押しても、まれに画面がONにならない不具合が改善されました。
関連製品
本モデルは、富士通のARROWSシリーズの一部であり、らくらくスマートフォン F-12Dのベースとなった端末でもあります。両者は、異なるニーズに応じた機能を提供しつつ、共通の技術的基盤を持っています。
外部リンク
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