FAITH(フェイス):音楽にかける信念
FAITH(フェイス)は、日本の男女混成ロックバンドで、
2015年に結成されました。
オフィスオーガスタに所属し、
バップから
音楽をリリースしています。このバンドは、ユニークな
音楽スタイルと深い信頼関係で成り立っており、メンバーはすべて個々に異なるバックグラウンドを持っていますが、共通の情熱で結ばれています。
結成と初期の歩み
FAITHのメンバーは、結成当初は
日本人のヤジマと荒井、そして米国人のドリチュラー、キャスナー、メランソンの計4人で構成されていました。メンバーの内、ドリチュラー、キャスナー、メランソンの3人は幼馴染であり、地元の
ライブハウス「伊那GRAMHOUSE」で
音楽活動を開始しました。彼らの出会いは、中学2年生の時で、当時メンバーの1人が兄のバンド活動を通じて
ライブハウスに足を運ぶことになり、3人のきっかけとなりました。初めはキャスナーがボーカルを務めていましたが、
変声期の影響で歌えなくなり、
2015年にドリチュラーと荒井が加入し、本格的なバンドへと成長しました。
音楽制作のスタイル
FAITHの楽曲制作の特徴は、各メンバーが
サビやイントロを持ち寄るスタイルにあります。
スタジオでの話し合いを通じて楽曲を形にしていくため、誰が初めのパーツを持ち寄るかによって制作の主導権が決まることが多いです。この柔軟なアプローチにより、様々な
音楽的要素が融合した曲が生まれています。また、バンド名の「FAITH」は、メンバー間の信頼や観客との信頼関係も象徴しており、心地よい響きも加味されています。
脱退と解散
2021年にルカ メランソンが脱退し、FAITHは4人組として新たなスタートを切ります。この脱退により、予定されていたアルバム『Sweet Error』の発売も延期されることになりました。4人で活動を続ける中で、「5人で始めたFAITH」の価値を再認識し、最終的に2023年の夏に解散を決断します。8月28日と29日に伊那でのライブをもって、FAITHとしての旅を終えました。
メンバーのプロフィール
- - Akari Dritschler(ドリチュラーアカリ):ボーカルと作詞を担当。彼女はクラシック音楽を学び、身近な出来事を元に歌詞を書いています。解散後は「ルパン三世 PART6」のエンディングテーマ『MILK TEA』の歌唱も務めました。
- - ヤジマレイ:ギターとボーカルを担当。アコースティック・ギターを小学生の頃に始め、様々な邦楽や洋楽を吸収してきました。現在はポップロックデュオReiRayとしても活動しています。
- - レイ キャスナー:ギターとボーカルを担当。All Time Lowからの影響を受け、現在もReiRayのメンバーとして活躍しています。
- - 荒井藤子:ベースを担当。兄の影響で中学からベースを始め、FAITHの一員として活動していました。
音楽キャリアと影響
FAITHは、デジタルシングルやアルバムをリリースし、また、
Huluのオリジナルドラマやラジオ番組にも多く出演してきました。特にその楽曲のクオリティと誠実な姿勢は高く評価されており、多くのファンに支持されています。
FAITHは、その独自の
音楽スタイルやメンバー間の信頼、そして
音楽に対する情熱で、今後も日本の
音楽シーンでの存在を感じさせてくれることでしょう。