FCヒムキ

FCヒムキの概要

FCヒムキ（ロシア語: Футбольный клуб Химки、英語: Football Club Khimki）は、ロシアのヒムキ市を本拠地とするサッカークラブです。1996年にアマチュアクラブの合併によって誕生し、その後プロクラブとして活動を続けています。クラブの歴史は、数々の昇格と降格を経験しており、その中でロシアカップでの準優勝も2度達成しています。

歴史

1996年、アマチュアクラブであるロジーナとノヴァトールの合併によりFCヒムキは創設されました。1997年には3部リーグに昇格し、プロクラブとしての道を歩み始めます。2005年には、ロシア・ファーストディビジョン（実質2部）に所属しながらも、ロシアカップ決勝に進出するという快挙を成し遂げました。しかし、決勝ではロシア・プレミアリーグの強豪CSKAモスクワに惜しくも0-1で敗れ、タイトル獲得はなりませんでした。

2006年、FCヒムキはロシア・ファーストディビジョンで優勝を果たし、2007年には念願のロシア・プレミアリーグへの初昇格を果たします。しかし、2008年12月には、経済的な理由からサトゥルン・ラメンスコーエとの合併が発表され、チーム名もサトゥルンに統一される予定でした。しかし、この合併計画は白紙撤回となり、FCヒムキは引き続きプレミアリーグで戦うことになりました。2009年シーズンは苦戦を強いられ、開幕から低迷が続きました。初勝利を挙げたのは7月10日のサトゥルン・ラメンスコーエ戦であり、その後も連敗を重ね、10月24日のスパルタク・モスクワ戦で敗れたことで、シーズン終了を待たずに降格が決定してしまいます。最終的には、リーグ戦15連敗という不名誉な記録を残し、プレミアリーグを後にしました。

その後、FCヒムキは下部リーグでの戦いを余儀なくされます。2012-13シーズンには、ナショナル・フットボールリーグ（実質2部）で17チーム中16位という成績に終わり、2000年シーズン以来となるロシア・セカンドディビジョン（実質3部）への降格を経験しました。3シーズンの間セカンドディビジョンで戦った後、2016-17シーズンに再びナショナル・フットボールリーグへの昇格を果たしました。

2019-20シーズンは、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、リーグが第27節で打ち切りとなりました。この結果、第27節時点で2位につけていたFCヒムキは、2009年シーズン以来となるプレミアリーグ復帰を果たしました。さらに、2020年7月25日には、2005年以来2度目となるロシアカップ決勝に進出しましたが、FCゼニト・サンクトペテルブルクに0-1で敗れ、悲願の初優勝はまたしても叶いませんでした。

タイトル

国内タイトル
ロシア・ナショナル・フットボールリーグ: 1回 (2006年)
ロシア・セカンドディビジョン: 2回 (2000年, 2015-16シーズン)

国際タイトル
なし

過去の成績

(省略)

歴代監督

イーゴリ・チュガイノフ (2009)
アレクサンデル・タルハノフ (2009-2010, 2012, 2013)
ヴァレリー・ペトラコフ (2012-2013)
ウラジーミル・マミノフ (2014-2015)
イーゴリ・シャリモフ (2018-2019)
アンドレイ・タララエフ (2019-2020)
セルゲイ・ユラン (2020)
ドミトリー・グンコ (2020-)

歴代所属選手

パヴェル・ポグレブニャク (2004)
レナト・ヤンバエフ (2005)
オレグ・イワノフ (2005)
ロベルト・ゼベリャン (2007)
ロマン・シロコフ (2007)
ロマン・ヴォロビオフ (2007)
イゴール・ティトフ (2008)
ラドゥ・レベヤ (2008)
ロマン・ベレゾフスキー (2006-)
アンドレイ・ステパノフ (2007-2008)
ウラジミール・バイラモフ (2008)
* 楽山孝志 (2010)

外部リンク

FCヒムキ公式サイト

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