FCM (企業)

FCM株式会社について

FCM株式会社（英文社名：FCM CO.,Ltd.）は、金属メッキ加工を基盤とする企業です。電子部品、電子機器用部品、半導体部材などの製造・販売に加え、電線用芯線やその他線材の加工も行っています。また、これらの製造設備の製造・販売も手掛けています。

主な事業内容

電子部品関連: 電子部品のメッキ加工、電子機器用部品および半導体用部材の製造・販売。
電線関連: 電線用芯線およびその他線材の加工・販売。
製造設備: 電子部品、電子機器用部品、半導体用部材の製造設備の製造・販売。

主要事業所

FCM株式会社は、以下の事業所を構えています。

本社: 大阪府大阪市東成区神路3丁目8番地36号
京都工場: 京都府京都市南区上鳥羽南唐戸町100番地
深江北工場: 大阪府大阪市東成区深江北1丁目16番17号
富山工場: 富山県富山市八尾町保内2丁目3番6号

沿革

FCM株式会社は、その歴史の中で、社名変更や事業拡大を繰り返してきました。

1949年: 株式会社筒井リベット製作所として設立。この時点では、リベット製造を主な事業としていました。
1956年: 筒井伸線株式会社に社名変更。線材加工に事業を拡大しました。
1965年: 電子部品の金属メッキ加工を開始。電子部品分野への進出を始めました。
1979年: 株式会社筒井に社名変更。事業の多角化に対応しました。
1991年: 金属メッキ加工部門の生産増強のため、富山県に工場を新設。生産能力の拡大を図りました。
1992年: セラミックやフィルム等の非金属へのメッキ加工及び化学処理加工の研究開発を開始。新たな技術分野への挑戦を開始しました。
1997年: エフシーエム株式会社に社名変更。より現代的な企業イメージを確立しました。
2001年: 電気機能線材事業を営む株式会社筒井電産を吸収合併。事業のシナジー効果を追求しました。
2003年: FCM株式会社に社名変更。現在の社名となりました。
2005年: 3元合金メッキ工法の特許を取得。技術力の高さを証明しました。
2007年: 大阪証券取引所「ヘラクレス市場」（現・ジャスダック）に上場。株式市場での評価を得ました。
2018年: 古河電気工業が保有株式のほぼ全てをアスパラントグループに売却。古河グループから離脱しました。
2019年: アスパラントグループが株式の93.44%を取得し、ジャスダック上場廃止。アスパラントグループの完全子会社となりました。
2020年: FCMが存続会社としてアスパラントグループを吸収合併。組織再編を行いました。

技術と革新

FCM株式会社は、長年にわたり培ってきた金属メッキ加工技術を基盤に、常に技術革新を追求しています。特に、2005年に取得した3元合金メッキ工法の特許は、同社の技術力を象徴するものです。

古河グループからの独立と今後

2018年の古河グループからの離脱は、FCM株式会社にとって大きな転換点となりました。現在はアスパラントグループの傘下で、新たな成長を目指しています。上場廃止を経て、より柔軟な経営体制を構築し、事業の更なる発展に取り組んでいます。

関連情報

関連項目: 古河電気工業
* 外部リンク: FCM株式会社

この情報が、FCM株式会社について理解を深める一助となれば幸いです。

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