FLCS

FLCS株式会社について

FLCS株式会社（英文社名：FLCS CO., LTD.）は、東京都千代田区に本社を置く日本のリース会社です。1978年に富士通製品の販売拡大を金融面からサポートする目的で設立されました。当初は「情報機器リース株式会社」という社名でしたが、2022年4月1日に現在のFLCS株式会社に社名変更しました。2008年からは東京センチュリー株式会社の連結子会社となっています。

概要

FLCS株式会社は、富士通製品の販売を促進するために、金融サービスを提供する企業として設立されました。前身である情報機器リース株式会社は、東京リース株式会社の持分法適用関連会社でしたが、2008年に東京リースの連結子会社となりました。その後、東京リースがセンチュリー・リーシング・システムと合併し、東京センチュリーリース（現在の東京センチュリー）の連結子会社となっています。これにより、FLCS株式会社はより強固な経営基盤のもと、事業を展開しています。

沿革

FLCS株式会社の歴史は以下の通りです。

1978年3月 - 「情報機器リース株式会社」として設立。
1984年7月 - 「富士通リース株式会社」に社名変更。
2002年3月 - 本社地区で「ISO14001」認証を取得し、環境マネジメントシステムを導入。
2008年7月 - 東京リース株式会社（現在の東京センチュリー）の連結子会社に移行。
2008年10月 - 全社で「ISO/IEC27001:2005」認証を取得し、情報セキュリティマネジメントシステムを確立。
2022年4月 - 「FLCS株式会社」に社名変更。

不祥事

2019年春、FLCS株式会社（当時の富士通リース）が神奈川県庁にリースしていた共有サーバーのハードディスクに関する不祥事が発覚しました。交換時期を迎えたハードディスクを初期化した後、データ消去を委託した処理会社が一部のハードディスクを不正に持ち出し、オークションサイトに出品しました。この結果、第三者が復元ソフトでハードディスクの内容を確認したところ、神奈川県が作成した大量の公文書ファイルが保存されていたことが判明しました。

この情報漏洩により、自動車税の納税記録や県職員の業務記録など、大量の個人情報が外部に流出しました。この事件は、2019年12月6日に朝日新聞の報道によって明るみになり、同日、富士通リースは公式ホームページで謝罪しました。この事件は、リース会社における情報管理の重要性と、データ消去作業の徹底の必要性を示す事例となりました。

参考

* 公式ウェブサイト

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