FMモーニング東京

FMモーニング東京は、1979年4月2日から1990年3月30日まで、FM東京で放送されていた朝のラジオ番組です。番組は、朝のひとときを爽やかに彩る情報や音楽を届け、多くのリスナーに親しまれました。

番組の変遷

番組開始当初のパーソナリティは林秀彦氏が務めていました。しかし、1979年6月4日の放送をもって、FM東京のアナウンサーに交代することになります。この交代劇は、当時、リスナーの間で大きな話題となり、林氏の降板理由について、局側は「番組編集上の理由」としか説明しなかったため、様々な憶測を呼びました。林氏の番組復帰を求める署名活動も行われるなど、その影響は大きかったと言えるでしょう。

その後、1979年10月からは、清水哲男氏がパーソナリティを担当し、番組終了まで務めました。清水氏の落ち着いた語り口と、親しみやすい人柄は、多くのリスナーの支持を集めました。

ローカル版の展開

FMモーニング東京は、地域によっては、7時 - 7時30分の全国ネット番組「ジャスト・イン・ザ・モーニング」の後に、ローカル版として放送されていた地域もありました。例えば、「FMモーニングえひめ IT'S MORNIN」や「FMモーニング長崎」などが、その例として挙げられます。これらのローカル版は、各地域の情報を盛り込み、より地域に密着した番組として、リスナーに親しまれました。

出演者

番組には、パーソナリティ以外にも、多くのアナウンサーやパーソナリティが出演し、番組を盛り上げました。

林秀彦（番組開始～1979年6月1日）
清水哲男（1979年10月～番組終了）
秋元美和子
西依ちづる
高橋恵子（フリーアナウンサー）
福永なみ
遠藤みやこ

タイムテーブル（1980年）

1980年のタイムテーブルは以下の通りです。

7:00 オープニング
7:05 モーニングストリート
7:30 けさの提言
7:40 モーニングジャーナル
7:55 ニュース・スポーツライフ
8:00 モーニング
8:30 けさもあなたと
8:40 各地の広報コーナー
8:50 エンディング

このように、FMモーニング東京は、10年以上に渡り、朝の情報番組として、多くのリスナーに愛され、親しまれてきました。パーソナリティの交代やローカル版の展開など、様々な話題を提供しながら、当時の朝の雰囲気を伝えていた番組と言えるでしょう。

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