FNN総選挙2012 ニッポンの決意 JAPAN'S DECISION

FNN総選挙2012 ニッポンの決意

2012年12月16日に行われた第46回衆議院議員総選挙。フジテレビ系列FNNは、この重要な選挙の模様を伝えるため、『FNN総選挙2012 ニッポンの決意 JAPAN'S DECISION』と題した大規模な選挙特番を放送しました。

新たな試み

過去の選挙特番では『FNNスーパーニュース』の出演者を中心とした編成が一般的でしたが、今回は大きな変化がありました。 『Mr.サンデー』で知られる人気司会者、宮根誠司氏がスペシャルナビゲーターとして初参加。番組に新たな活気と視聴者の関心を集めることに貢献しました。

さらに、フジテレビは、この選挙特番でFNNとして初めてSNSを活用しました。Facebookアプリ「FNN survey on Facebook」を公開し、視聴者から直接意見を募る試みを実施。視聴者参加型の番組として、時代の流れを捉えた革新的な取り組みと言えるでしょう。

番組内容と出演者

番組は複数の部に分けられ、長時間放送されました。第1部から第3部は19時58分から24時まで、第4部は翌0時10分から2時まで放送されました。

総合司会は安藤優子さんとフジテレビアナウンサーの三宅正治さんが務め、選挙の情勢を分かりやすく解説しました。開票速報は伊藤利尋さんと椿原慶子さんが担当。正確で迅速な情報伝達に努めました。 また、秋元優里さんが情報キャスターとして、選挙に関する様々な情報を伝えていました。

コメンテーターとして、伊藤惇夫氏（政治アナリスト）、片山善博氏（元総務大臣・前鳥取県知事）、藤沢久美氏（経済評論家）といった専門家陣が、選挙結果を読み解く深い分析を提供しました。

第4部では、司会が石原良純さん、須田哲夫さん（フジテレビアナウンサー兼報道局解説委員）、吉田恵さんに交代し、選挙結果の最終的な分析や解説が行われました。平井文夫氏（フジテレビ報道局解説副委員長）が解説を務め、選挙の全体像を分かりやすく解説しました。

ローカル局の独自性

各地域の選挙区の情報を詳細に伝えるため、FNN系列のローカル局では、独自に番組内容を差し替えるローカル差し替えが随時行われました。

例えば、関西テレビでは『FNNスーパーニュースアンカー』をベースにした『アンカースペシャル』を放送。岡山放送では『OHKスーパーニュース』のキャスターが岡山・香川担当記者と共に情報を伝えました。福島テレビは『ふくしまの決意』と題し、県内の開票速報を伝えました。

BSフジでも、通常番組と同時進行で、L字型画面の下に当選確実者と議席数を表示する『FNN衆院選速報』を放送し、地上波と連携した情報提供を行いました。

音楽

番組のテーマ曲は、片山義美氏と佐瀬貴志氏（NeVeSSa）による「DECISION」でした。

まとめ

『FNN総選挙2012 ニッポンの決意』は、新しい試みを取り入れ、全国の視聴者へ正確で分かりやすい選挙情報を伝えた、記憶に残る選挙特番でした。 SNSの活用、人気司会者の起用、ローカル局との連携など、多角的なアプローチによって、選挙報道における新しい時代の幕開けを象徴する番組となりました。

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