Favorite Blue(フェイバリット ブルー)は、
1996年にデビューし、
2000年に活動休止、
2002年に正式に活動を終了した日本の
音楽ユニットです。
来歴
1996年6月12日にシングル『愛よりも激しく、誰よりも愛しく』でデビュー。
キャッチーなメロディーと透明感のあるヴォーカルで、瞬く間に多くのファンを獲得しました。
1997年
2月5日に発売された1stアルバム『
DREAM & MEMORIES』、
1998年2月18日に発売された2ndアルバム『Missing place』では、
オリコンアルバムウィークリーチャートで1位を獲得。その人気を不動のものとしました。
1999年6月には、初の全国ツアー「LIVE CIRCUIT'99」を開催。福岡ドラムロゴス、名古屋クラブクアトロ、大阪クラブクアトロ、広島ナミキジャンクション、東京クラブクアトロの5会場を熱狂させました。
2000年2月2日に、ベスト・アルバム『FB BEST〜eternal trax〜』のリリースを最後に活動停止。同日に発売された『FB BEST~eternal pictures~』は、
エイベックスがリリースした最初のDVD-Video作品となりました。
2002年4月、木村貴志が在籍するmove(後にm.o.v.eに改名)のホームページで「Favorite Blue木村貴志」として正式に活動終了が表明されました。4thアルバム(未発売)の制作終了時に、松崎麻矢からFavorite Blueとしての活動を終わらせたいという意向があったためだとされています。
活動停止後、松崎麻矢は2人組ユニットmamy dropを結成しますが、2006年
4月に活動停止。以降は音楽活動自体を行っていません。一方、木村貴志はm.o.v.eを2009年
4月に卒業後も、音楽活動及びプロデューサー業を継続しています。メンバー同士の交流は現在も続いているようです。
2023年
2月、
YouTubeのavex公式チャンネルで、
ミュージック・ビデオの公開が開始され、再び注目を集めています。
音楽性
作曲、編曲を担当していた木村貴志は、サウンド面で
ZARDからの影響を受けていたことを自身のブログで明かしています。透明感のあるサウンドと、どこか切ないメロディーラインは、多くのリスナーの心に響きました。
エピソード
同じ
エイベックス所属で
1996年デビューの
Every Little Thingとは、ボーカル同士・プレイヤー同士が仲が良く、一緒にテレビ番組に出演することもあったそうです。同時期にデビューした仲間として、互いに刺激しあい、高めあう関係だったのでしょう。
Favorite Blueは、短い活動期間ながらも、日本の音楽シーンに確かな足跡を残しました。その音楽は、時代を超えて今もなお、多くの人々に愛され続けています。
メンバー
木村貴志(きむら たかし、
1968年1月25日 - ):
ギター、キーボード、作曲、編曲担当
松崎麻矢(まつざき まや、
1971年2月24日 - ):ヴォーカル、作詞担当
彼らの楽曲は、現在でも様々なメディアで使用されており、その音楽は色あせることなく、輝きを放ち続けています。