Future Diver

でんぱ組.incの3rdシングルとして2011年11月16日にリリースされた「Future Diver」は、アイドルシーンに新たな風を吹き込んだ楽曲です。このシングルは、トイズファクトリーともふくちゃんが共同で設立したレーベル「MEME TOKYO」の記念すべき第一弾作品として発表されました。でんぱ組.incの旧メンバー、跡部みぅが参加した最後の作品としても、ファンにとっては特別な意味を持つ一枚です。

表題曲「Future Diver」は、その後のグループの活動において重要な位置を占めることになります。最上もがと藤咲彩音が加入した後の2ndアルバム『WORLD WIDE DEMPA』では、6人体制での新録バージョンが収録され、新たなファンにもこの曲の魅力が伝わるようになりました。さらに、この曲の続編として、3rdアルバム『WWDD』には「Future Diver 2」を意味する「FD2〜レゾンデートル大冒険〜」が、5thアルバム『ワレワレハデンパグミインクダ』には「FD3, DEMPA ROCKET GO!!」が収録されており、「Future Diver」のテーマがシリーズとして展開されていることがわかります。

また、この曲のサビの歌詞は、2014年に行われたグループ初の日本武道館公演のタイトルにも採用されました。これは、「Future Diver」がグループの歴史において、どれほど重要な楽曲であるかを象徴しています。この楽曲は、ファンとの一体感を重視するでんぱ組.incのライブパフォーマンスにおいても欠かせない存在となっています。

カップリングには、「Future Diver (Live mix)」が収録されています。これは、秋葉原ディアステージで行われた実際のライブの観客の声や手拍子を原曲とミックスしたもので、ライブの臨場感と熱気をそのままパッケージングしたような音源となっています。このライブミックスは、ライブ参加者にとってはお手本となるようなトラックであり、ライブの興奮を自宅でも体験できる工夫が凝らされています。

「Future Diver」の収録曲は以下の通りです。

1. Future Diver
作詞：畑亜貴、作曲：小池雅也、編曲：前山田健一
2. Future Diver (Live mix)
3. Future Diver (Off vocal)

作詞は数々の人気アニメソングを手がける畑亜貴が担当し、作曲は小池雅也、編曲は前山田健一が担当しています。これらのクリエイターたちの才能が結集し、独特な世界観を持つ楽曲が誕生しました。

「Future Diver」は、でんぱ組.incの楽曲の中でも特に人気の高い楽曲の一つであり、その音楽性、ライブでのパフォーマンス、そしてファンとの繋がりなど、様々な要素が絡み合い、グループを語る上で欠かせない存在となっています。

関連情報として、YouTubeには「でんぱ組.inc「Future Diver」Full size」の動画が公開されています。この動画を視聴することで、「Future Diver」の魅力をより深く感じることができるでしょう。

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