G4・II -THE RED MOON-

シングル『G4・II -THE RED MOON-』の概要

『G4・II -THE RED MOON-』は、GLAYにとって43枚目のシングルであり、2011年10月5日にリリースされました。このシングルは、2011年10月から12月にかけて行われる3ヶ月連続シリーズの第一弾として登場しました。また、リリース時期としては、前作「Precious」から1年1ヶ月のインターバルがあったことも特徴です。

この作品は、8月12日に開設された“GLAY Official Store G-DIRECT”でのみ販売され、お店の通常ラインアップには含まれていませんでした。そのため、オリコンチャートには反映されていないものの、iTunes Storeでは全曲がダウンロード可能でした。リリース後の初日には、公式サイトで4.4万枚の売上を記録し、発売から3週間後には5万枚を突破したと発表されています。

特別仕様のジャケット

このシングルは、2006年にリリースされた「G4」の第二弾ですが、楽曲の制作スタイルが異なります。前作がTAKUROの楽曲で構成されていたのに対し、今回は各メンバーが1曲ずつ新たに書き下ろしました。ジャケットも見どころで、メンバーそれぞれのソロショットを使用した特別なデザインが施されています。

収録曲の詳細

1. everKrack
作詞・作曲: HISASHI
この曲はオンラインゲームに感情移入した人々をテーマにしたもので、TAKURO以外のメンバーが初めてA面で1曲目に起用された楽曲です。HISASHIは「人間がツールをうまく使うべき」としつつも、逆に影響を受けてしまうことの皮肉を込めて歌っています。コーラスには加賀美セイラが参加しており、ライブでは観客との掛け合いが楽しまれる一曲となっています。

2. キリノナカ
作詞・作曲: TAKURO
大人の不倫を描いた内容で、TAKUROはアルバイト時代の気持ちを込めて曲を創りました。この作品は、GLAYの特異な「ロックバンドとしての色気」を印象づける重要な曲です。

3. MAD BREAKER
作詞・作曲: TERU
この曲は、冒頭のコーラスにグレゴリオ聖歌の影響を受けています。神秘的な雰囲気を持ち、一度聴いたら忘れられない魅力を持つ作品に仕上がっています。

4. Ruby's Blanket
作詞: TAKURO / 作曲: JIRO
パンクロックの要素が強く、ライブでは金テープ演出が見られるなど、エネルギーに満ちたパフォーマンスが展開されます。JIROは、この曲を自らの思い入れの強い作品としており、TAKUROとの共作により素晴らしい結果を出しました。

参加ミュージシャンとスタッフ

このシングルには、MASAHIDE SAKUMAがキーボードで参加し、ドラムはTOSHI NAGAIによって演奏されました。また、レコーディングやミキシングはMASAHIDE SAKUMAとFUMIE NAKAZAKIによって行われ、マスタリングはMITSUKAZU

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