G4・IV

GLAYの通算53作目のシングル「G4・Ⅳ」は、2016年1月27日にloversoul music & associatesから発売されました。このシングルは、前作から約8ヶ月ぶりのリリースであり、人気シリーズ「G4」の一環としても位置づけられています。

リリース決定は2015年11月19日に行われたファンイベントで発表されました。このイベントでは、約600人のファンを招待し、収録曲の試聴とメンバーによるトークショーが行われました。全収録曲はメンバーによって作詞・作曲が手掛けられており、それぞれの個性が色濃く反映されています。そして、プロデューサーには亀田誠治が再び起用され、質の高い音楽制作が実現されました。

シングルには4曲が収録され、すべてにタイアップが付いています。特に、初回盤にはDVDが付属しており、これまでのシングルでは異例の4曲分のミュージックビデオが収録されています。また、音楽ライターの青木優によるライナーノーツも添えられています。

リリース後、オリコンチャートで初登場1位を獲得し、GLAYにとっては「VERB」以来7年8ヶ月ぶりのシングル1位となりました。この記録は、1990年代から2010年代までの3つの年代でのシングル及びアルバムの首位獲得を意味し、V6や安室奈美恵と並ぶ歴代1位タイ記録となりました。

収録曲は以下の通りです:

1. 彼女はゾンビ
作詞・作曲:HISASHI。TBS系「王様のブランチ」のエンディングテーマで、ゾンビの恋人について歌ったロックチューンです。HISASHIは、本曲を超フィクションの世界として描くことを目指したと語っています。ミュージックビデオはフルアニメーションで制作され、ハイテンポなストーリー展開が特徴です。

2. Scoop
作詞:TAKURO、作曲:JIROテレビ朝日系「お願い!ランキング」のエンディングテーマで、パンキッシュなロックスタイルです。安直に記録されたリズムとモノクロの映像が、ロックの荒々しさを経た表現をしています。

3. Supernova Express 2016
作詞・作曲:TAKURO。JR北海道・北海道新幹線のイメージソングでもあるこの曲は、北海道への愛を歌っています。壮大なメロディは聴く人に感動を与え、しっかりとした楽曲制作に仕上がっています。オール北海道ロケのミュージックビデオも必見です。

4. 空が青空であるために
作詞・作曲:TERUテレビ東京アニメダイヤのA -SECOND SEASON-」のオープニングテーマです。高校球児たちの切ない思いを歌った楽曲であり、青春を感じさせる映像が印象的です。さらに、この曲はプロ野球・北海道日本ハムファイターズの2016年度テーマソングにも採用されています。

シングル「G4・Ⅳ」は、新たな音楽体験を提供する一方で、ファンとの繋がりを深める作品としての役割も果たしました。GLAYの音楽と、彼らの情熱を感じることのできる一枚として、今でも多くのファンに愛されています。

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