GABALL

GABALL（ガボール）

GABALL（ガボール）は、2001年にデビューした日本の音楽ユニットであり、R and Cに所属しています。このユニットは「21世紀のYMO」や「テクノ・トランスと映像を融合させた表現」をテーマに、独自のアプローチで音楽と視覚の両方を楽しませることを目指しています。

概要

GABALLという名前は、木根尚登の小説「CAROL」に登場するユニット「GABALL SCREEN」に由来しています。ユニット名を思いついた背景には、音楽と映像が一緒になる新たなパッケージやメディアに対する夢があり、かつて小室哲哉が自らその仮想の規格に名前を付けたことが影響しています。彼らはトランスとテクノというジャンルを大胆に取り上げ、小室のキャリアの中でも特に独自性が際立ったプロジェクトとなっています。

メンバーは、小室哲哉とDJ DRAGONの二人で、二人は「tatsumaki」というプロデューサーユニットでも活動しています。また、彼らは音楽だけでなく、映像とのコラボレーションにも意欲的に取り組んでおり、その成果は多岐にわたっています。

歴史

GABALLは設立時に「gaball screen」というレーベルからデビューし、2001年11月には初のライブ「REPRESENT 01」を行いました。このライブは東京と名古屋で開催され、多くのファンを魅了しました。その後、ユニットとしての活動だけでなく、編曲や音楽のオーガナイズなども手がけ、2002年には「SPEED TK RE-MIX」や「trΛst」、「FREEZE」に関わりました。

2003年には、韓国人歌手のJoanneや新たに加入した歌手Erikaをフィーチャーしたシングル「幸せの表現」をリリースしました。この曲は話題となり、2ndアルバムのリードシングルとして位置づけられたものの、そのアルバムの発売は中止となりました。以降、メンバーのスケジュールの都合もあり、GABALLとしての表立った活動は少なくなりましたが、メンバー間のコラボレーションは続いています。

2005年には、小室が主催した「Tribal Kicks TV Party」で両名が参加するなど、メンバーの絆は変わらず存在しています。2008年には、小室哲哉自身がMySpaceで過去の楽曲のリミックスを公開しました。さらに、2014年にはメンバーの一人であるJoanneがアメリカでの交通事故で亡くなるという悲しい出来事がありました。彼女の死は、GABALLの歴史において非常に大きな影響を及ぼしました。

ディスコグラフィ

GABALLの音楽は多岐にわたりますが、主な作品として以下のものがあります。

• - マキシシングル

- 「AIDA 決めてくれー！」 (2002年5月29日)
- 「幸せの表現」 (2003年8月6日)

• - アルバム

- 「REPRESENT 01」 (2001年9月12日)
- 「UPGRADED」(2002年6月26日)

GABALLは、映像と音楽を融合させた独自の作品を追求し続けるユニットであり、その存在意義は今も色あせることがありません。

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