GAME SIDE

GAMESIDEの概要と沿革

『GAMESIDE』（ゲームサイド）は、マイクロマガジン社によって発行される隔月刊のゲーム雑誌です。この雑誌は主にレトロゲームに特化して。作成されており、そのユニークな誌面構成で注目されてきました。1996年に創刊された中古ゲーム専門誌『ユーズド・ゲームズ』を起源としており、様々な名称の変更を経ながら、14年にわたって続いてきた歴史があります。残念ながら、2010年8月に休刊を迎えますが、その後も編集部はインターネットでの情報発信や単行本の刊行を通じて活動を続けてきました。さらに、2015年にはジャンル別の専門誌も休刊に至りました。

ユーズド・ゲームズ

『ユーズド・ゲームズ』は、1996年7月に発行を開始した中古ゲーム専門誌で、キャッチコピーは「時代を逆走する日本初の中古ゲーム専門誌」です。全22号が刊行され、当初は季刊として発行されましたが、人気を集めつつも、様々な事情からペースは変遷していきます。特に第2号の発行が遅れたことや、版型の変更によって、一時は廃刊と思われてしまったこともあります。

最多で取り扱っていたゲームは、メガドライブやPCエンジン、ファミリコンピュータ、スーパーファミコンのタイトルであり、雑誌の終息期にはセガサターンやゲームボーイも取り上げられました。本誌は特にコアなゲーマーから支持を受け、その影響力は大きなものでした。他のゲーム雑誌と異なる点は、常に最新のゲームソフトを追いかけるのではなく、昔の作品に焦点を当てたことでした。また、本誌は中古ゲームの販売における法的な問題についても積極的に検証を行っていました。

ナイスゲームズとの関連

1998年に創刊された『ナイスゲームズ』は『ユーズド・ゲームズ』の姉妹誌で、「発掘系ゲーム専門誌」としてスタートしました。全8号の発行の中で、ゲームキャラクターを表紙に使用するなどの工夫を凝らし、知名度の低いタイトルに光を当てることを目的としていました。しかし、次第に両誌のテーマが重複してしまい、合併することとなりました。

ユーゲーとしての再出発

合併後の2002年には『ユーゲー』に誌名変更され、隔月発行となります。「時代を超えるゲーム専門誌」という新たなキャッチコピーのもと、旧世代ゲームの扱いを続けつつ、新たな付録や特集を展開しました。合併しても『ナイスゲームズ』の特色が引き継がれ、「ユーゲーAWARD」が行われた他、定期的な総集編も刊行されました。

ゲームサイドに改名

2006年8月には『ユーゲー』から『GAMESIDE』に改名し、新刊の創刊を迎えます。この頃からは、オールドスタイルのゲームの新作やマイナー作品にも焦点を当てる内容に進化し、2008年には『ゲームサイドLEVEL1』の増刊も発行され、より多様な号が登場しました。ただし、ゲーム情報の主流がインターネットに移る中、本誌は資料価値を高めるために季刊に戻るも、2010年には再度休刊を迎えることになりました。

専門誌の展開

それ以降も『シューティングゲームサイド』や『アクションゲームサイド』, 『アドベンチャーゲームサイド』、さらには『ロールプレイングゲームサイド』など、様々なジャンル別専門誌が発行されました。特に『シューティングゲームサイド』は2010年からの刊行が続き、同時に様々な新旧のシューティングゲームを対象に特集記事を展開し続けています。

このように、ゲームサイドはレトロゲームの魅力を引き出す役割を果たし、ゲーム文化の発展にも寄与しています。

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