GINGER L.

『GINGER L.（ジンジャーエール）』は、幻冬舎から発行されていた季刊の文芸誌です。一部では「GINGER L。」と表記されることもあります。

概要
女性ファッション誌として知られる『GINGER』の姉妹誌として、2010年12月6日に創刊されました。発売は3月、6月、9月、12月の6日と、季刊誌として年4回発行されていました。

誌名の「L」には、Literature（文学）とLady（女性）という二つの意味が込められています。また、この「L」を「エール」と読ませることを決定したのは、幻冬舎の社長である見城徹氏であると言われています。主な読者層は、20代から30代の女性です。

誌面の内容は、旬の作家から直木賞作家まで、幅広い層の女性が楽しめる小説や、日々の生活を豊かにするヒントとなるエッセイを中心に構成されていました。その他にも、著名人への対談やインタビュー記事など、読み応えのあるコンテンツが充実していました。

しかし、2016年に新しく創刊された月刊文芸誌『小説幻冬』に吸収される形で、秋号（24号）をもって休刊となりました。

季刊の文芸誌としては、他に『小説トリッパー』や『yom yom』などが存在します。

連載作品
数々の人気作家による連載作品が掲載されていました。

井上荒野「しずかなパレード」
梶よう子「出もどり雪江筆法指南」
益田ミリ「こぼれ落ちる」
光野桃「娘への贈り物」
飯島奈美「ご飯の島のおいしい話」
桜木紫乃「ライブ99」
唯川恵「啼かない鳥は空に溺れる」
大崎梢「誰にも探せない」
宮下奈都「ふたつのしるし」
小川糸「ツバキ文具店」
* 湊かなえ「山女日記」


外部リンク
幻冬舎｜GINGER L. ジンジャーエール

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