GOLDEN☆BEST 白い雲のように 猿岩石

猿岩石の軌跡を辿るベストアルバム『GOLDEN☆BEST 白い雲のように』

『GOLDEN☆BEST 白い雲のように 猿岩石』は、お笑いコンビ・猿岩石が2008年8月20日にリリースした2枚目のベストアルバムです。コロムビアミュージックエンタテインメントから発売され、2017年8月30日にはUHQCD仕様で再発盤も登場しました。

バラエティ番組から生まれた人気コンビ

猿岩石は、1996年に日本テレビ系列のバラエティ番組『進め!電波少年』の企画「ユーラシア大陸ヒッチハイク横断」で一躍脚光を浴びました。森脇和成と有吉弘行の二人が繰り広げる珍道中は、多くの視聴者の心を掴み、彼らは国民的な人気者となりました。

シングルとアルバムの全貌

このアルバムは、「ゴールデン☆ベスト」シリーズの一環として発売され、猿岩石がリリースした全シングルと、アルバム『1986』(1999年2月20日発売)に収録されたカバー曲を網羅しています。当時の彼らの音楽活動の集大成と言える内容で、ファンにとっては貴重な一枚です。

ただし、シングル発売時に両A面扱いだった「声が聴こえる」と「少年の羽根」は、本作には収録されていません。これらの楽曲は、別のベストアルバム『通信簿-SARUGANSEKI SINGLES-』で聴くことができます。

豪華な収録曲

収録曲は、以下の通りです。

1. 白い雲のように
2. ツキ
3. コンビニ
4. 君の青空
5. オエオエオ!
6. Christmas
7. 君に会いに行こう
8. 昨日までの君を抱きしめて
9. 初恋
10. My Revolution
11. どうして僕は旅をしているのだろう
12. バイトの最後の日
13. ガラス越しに消えた夏
14. モーニングムーン
15. 夏の終りのハーモニー
16. BAN BAN BAN
17. 白い雲のように（オリジナル・カラオケ）

これらの楽曲は、高井良斉をはじめ、藤井フミヤ、高見沢俊彦、兼元一也、宮崎歩、Bro.KORN、河村隆一、佐野元春、TAKUYA、川村真澄、小室哲哉、尾上一平、広瀬香美、松本一起、大澤誉志幸、飛鳥涼、井上陽水、玉置浩二、桑田佳祐など、錚々たるアーティストが作詞・作曲を手掛けています。

豪華アーティストによるカバー

猿岩石は、数々の楽曲をカバーしています。

My Revolution: 渡辺美里の代表曲。猿岩石のカバーは、アルバム初収録です。この曲は、渡辺美里自身も『第56回NHK紅白歌合戦』で披露しています。
ガラス越しに消えた夏: 鈴木雅之の楽曲。この曲は、鈴木雅之が『第42回NHK紅白歌合戦』で歌唱した楽曲であり、作曲者である大澤誉志幸もセルフカバーしています。
モーニングムーン: チャゲ&飛鳥の楽曲。
夏の終りのハーモニー: 井上陽水と安全地帯の玉置浩二による音楽ユニットのバラード。
BAN BAN BAN: KUWATA BANDのデビューシングル曲。

楽曲制作者によるセルフカバー

猿岩石がカバーした曲の中には、楽曲制作者自身がセルフカバーしているものもあります。

白い雲のように: F-BLOODが1998年にアルバム『F-BLOOD』と『F-BLOOD LIVE』に収録。
オエオエオ!: KORNが1997年にシングル『オエオエオ!! ～LET'S GET TOGETHER～』に収録。
Christmas: 河村隆一が1997年にアルバム『Love』に収録。
* 昨日までの君を抱きしめて: 佐野元春が1999年に「シーズンズ Seasons」のタイトルでアルバム『Stones and Eggs』に収録。

まとめ

『GOLDEN☆BEST 白い雲のように 猿岩石』は、猿岩石の音楽活動の軌跡を辿ることができる、ファン必携のベストアルバムです。バラエティ番組で人気を博した彼らの、音楽的な一面を堪能できる貴重な一枚と言えるでしょう。

もう一度検索