GOLGOLGO

『GOLGOLGO』（ゴルゴルゴ）の概要

『GOLGOLGO』は、2000年4月から2006年12月29日までAIR-G'（エフエム北海道）で毎週金曜日の夕方、19:00から19:55に放送されていたラジオ番組です。本番組は前身である『GOLGO』（ゴルゴ）を引き継ぎながら、多彩な要素を盛り込みつつ、リスナーを楽しませました。特に本番組の終了後、2007年の初めから3月にかけては、過去の名場面を再編集した『GOLGODON』（ゴルゴドン）が放送され、放送の歴史を振り返る機会となりました。

番組の内容

『GOLGO』は、1998年4月から2000年3月まで放送され、その後改題されて『GOLGOLGO』となりました。この期間、TEAM NACSの大泉洋と安田顕がパーソナリティを務め、毎回決まったテーマに基づいてトークを展開しました。彼らのやり取りは特異で、リスナーを飽きさせないさまざまな企画が進行されました。時折、安田が「ラジオだからこそできること」と述べているように、他媒体では実現しづらい内容、例えば「Hギリギリセーフ」や「ヘコイダーマン」、「安田の肛門のシワの数クイズ」といったユニークなコーナーも特徴でした。

また、大泉と安田のバトル企画も話題となり、ある時はビートルズのイントロクイズで両者の知識を競い合い、その結末として安田の携帯番号が番組中に公表され、いたずら電話が殺到するという珍事件もありました。生放送であるため、彼らの都合が合わない時は収録されたものが放送され、ある時は安田の父親も代打として出演することがあったのです。

人気企画「ヘコイダーマン」

この番組の中でも特に人気だったのが「ヘコイダーマン」というキャラクターです。彼は、聴取率調査の時期ごとに登場し、屁をひとつ出すごとに札幌時計台やさっぽろテレビ塔の階段をひと段ずつ登るという内容で、安田がこのキャラクターを演じました。彼の体質により頻繁に放屁することができるため、この企画は大きな話題を呼びました。リスナーも応援に駆けつけ、異様な盛り上がりを見せることもしばしば。特に、2006年12月8日には「へコイダーマン・フォーエバー」という企画が実施され、テレビ塔の最上階を目指す様子は感動的な瞬間として語り継がれています。しかし、放送中に安田の「ヘコイダー・トラブル」がたびたび起き、意図しないハプニングが生じることもしばしばでした。

水曜どうでしょうとの関連

『GOLGO』の放送初期、1998年5月15日には、同時期に放送されていた『水曜どうでしょう』の企画と連携した出来事が発生しました。この企画では、アメフト部員に連行される演出が行われ、リスナーに緊迫した瞬間を体験させました。これは、実際の放送事故と誤解され、リスナーからの問い合わせが寄せられる事態も発生しましたが、後にその様子が水曜どうでしょうの内で取り上げられました。

他の関連番組

安田はこの放送と並行して、他にもいくつかの音楽番組を担当し、大泉と安田たちもTEAM NACSのメンバーとして多くの番組に出演していました。『G-BooM!』や『顕さんの丑三つ前』は、彼の音楽センスが光る番組で、多くの音楽ファンの支持を集めました。

このように、『GOLGOLGO』は単なるラジオ番組としてだけでなく、北海道のエンターテインメント文化を色鮮やかに彩る存在として、今なお記憶に残ることでしょう。

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