GRATINA2

GRATINA2 KYY10について

GRATINA2 KYY10は、京セラによって開発・製造されたauブランドの音声通話用フィーチャーフォンです。KDDIおよび沖縄セルラー電話が展開するauの3G回線に対応していました。既存のGRATINA KYY06のマイナーチェンジモデルとして登場し、テンキーボードの形状や色、カメラUI、メインメニューなどが改良されました。

基本スペックと特徴

基本的なスペックは先代モデルのGRATINA KYY06とほぼ同一ですが、いくつかの点で改善が見られます。具体的には、十字キーを含むテンキーボードのデザイン変更、キーの色変更、本体サイズの微調整などが挙げられます。また、カメラのユーザーインターフェース（UI）やメインメニューなども見直され、使いやすさが向上しました。

3GサービスとKCP

2016年9月時点で、KCPを搭載したauの3Gサービス専用フィーチャーフォンとしては、最後に新規開発された機種となりました。これは、フィーチャーフォンの進化が一段落し、スマートフォンへの移行が進む中で、貴重な存在でした。

沿革

GRATINA2 KYY10の歴史を振り返ってみましょう。

2014年12月21日: アメリカ連邦通信委員会（FCC）を通過し、製品化に向けた準備が進められました。
2015年1月19日: KDDIおよび京セラから正式に発表されました。この発表により、多くのユーザーが新しいフィーチャーフォンの登場を知ることとなりました。
2015年2月6日: 発売開始。GRATINA2 KYY10が店頭に並び、ユーザーの手元に届けられました。
2016年4月30日: LISMO Book Storeのサービスが終了しました。ただし、ダウンロード済みのコンテンツは、サービス終了後も閲覧可能でした。
2018年3月31日: EZアプリ（B）やグローバルパスポートCDMAなどの各種サービスが終了しました。
2022年3月31日: 3Gサービスの終了・停波に伴い、当端末は利用不可となりました。

主な機能と対応サービス

GRATINA2 KYY10は、音声通話に特化した端末であり、基本的な通話機能やSMS、MMSなどのメッセージ機能に対応していました。また、カメラやブラウザ機能も搭載していましたが、スマートフォンと比較すると機能は限定的でした。しかし、そのシンプルさと使いやすさから、多くのユーザーに支持されました。

関連情報

GRATINA2 KYY10に関連する情報を以下にまとめました。

京セラ: 開発・製造メーカー。
GRATINA KYY06: 先代機種。
GRATINA 4G KYF31/34: 後継機種。Androidを搭載したガラホです。KYF31はau VoLTE/au 4G LTE専用、KYF34はau VoLTE/au 4G LTE/au 3G兼用です。
MARVERA2 KYY09: 上位機種。KCP3.2および第1世代Snapdragonを搭載しています。

外部リンク

GRATINA2 KYY10（京セラ）
GRATINA2 KYY10（au） - ウェイバックマシン（2015年1月22日アーカイブ分）

まとめ

GRATINA2 KYY10は、auの3Gサービス専用フィーチャーフォンとして、そのシンプルな使いやすさと安定性で多くのユーザーに愛されました。技術的な進化の中で、過去のモデルとなってしまいましたが、その歴史は記憶されるべきでしょう。

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