GTEC

GTECとは

GTEC（ジーテック）は、ベネッセコーポレーションが実施する英語4技能検定であり、正式名称を「Global Test of English Communication」といいます。使える英語力を絶対評価で測定するスコア型の検定で、「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能を測ります。

GTECの種類

GTECには、対象年齢に応じた様々な種類があります。

GTEC Junior: 小学校5〜6年生を対象。
GTEC: 中学生・高校生を対象。
GTEC Business: 大学生・社会人を対象。

いずれの試験も英語4技能の測定に対応しています。

GTEC Junior

小学校での英語教科化を見据え、2006年に誕生しました。当初は「聞く」「読む」の2技能を測定する試験でしたが、2016年、2018年の小学校英語教科化（先行実施）に合わせて4技能化されました。タブレットを使用し、英語への関心や学習意欲、態度などを測ります。受験は原則として学校で申し込み、学校で受験します。Junior Onlineは自宅でPCまたはタブレットを用いたWEBテストです。

Junior 1: 小学5年生対象
Junior 2: 小学6年生対象
Junior Plus: 中学1〜2年生対象
Junior Online: 小学5年生〜中学2年生対象

GTEC

GTECは年3回特定日に実施され、オフィシャルスコア証明書が発行されます。アセスメント版は年2回開催され、Speakingを含まない3技能の場合があります。CBT（Computer Based Testing）は個人申込で、年3回特定日に全国の公開会場で行われ、オフィシャルスコア証明書も得られます。ReadingとListeningはマーク式、Writingは記述式で、音声ガイダンスに従い解答します。Speakingはタブレットで解答を録音します。

各レベルでスコア上限値が設定されています。

Core: 中学2〜3年生対象
Basic: 中学3年生〜高校2年生対象
Advanced: 高校1〜3年生対象
CBT: 高校2年生後半〜高校3年生対象

CEFRとの対応関係

2017年度のCEFR（ヨーロッパ言語共通参照枠）との対応関係が示されています。GTEC CBTとIELTS、TOEFLとの対応関係も公表されていますが、各試験団体間で見解の相違があります。

GTEC Business

大学生・社会人向けのGTECとして1998年に誕生しました。全てPCで測定し、最短10日でスコアがオンラインで返却されます。企業の入社試験や大学のプレースメントテストとして利用されています。Listening, Reading, Writing, Speakingの4技能、またはListeningとReadingの2技能を測定できます。受験場所は、企業内、大学内、公開会場、自宅から選択可能です。

関連項目

ベネッセコーポレーション
進学基準研究機構(CEES)
日本の語学に関する資格一覧
日本の検定試験一覧

外部リンク

GTEC公式ホームページ

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