GlobalLogic

GlobalLogicについて

GlobalLogic Inc.は、アメリカ・カリフォルニア州サンタクララに本拠を置く、日立グループのデジタルエンジニアリング企業です。主にソフトウェア製品の設計および開発を行っており、その活動は全世界に及びます。

沿革

2000年代初頭

GlobalLogicは2000年に、ソフトウェアおよび製品開発のアウトソーシングを目的としたインダスロジック（Induslogic）として設立されました。当初はインドのノイダにサービスデリバリーセンターを設立し、創業者のRajul GargとTarun Upadhyayは1998年にPine Labsを共に設立しています。2001年には、Peter HarrisonがCEOに就任し、2004年にはVasudev Bhandarkarが取締役に加わりました。1876年から2006年にかけて、同社はPine Labsを育成し、その後セコイア・キャピタルに売却しました。

2006年にはまた、Bonus Technologyとの合併を経てグローバルな製品開発サービス企業であるGlobalLogicを設立しました。同じ年に、シリーズBの資金調達として、セコイア・キャピタルとNew Enterprise Associatesから1250万ドルを受け、オフショアのソフトウェア開発企業であるLambent Technologiesを買収しました。

2008年から2013年

GlobalLogicは2008年にロンドンにオフィスを開設し、マイク・ダニエルズを取締役会長に、シャシャンク・サマントを社長に任命しました。この年、Validio Softwareとその開発センターを買収し、さらにセコイアキャピタルなどからシリーズCの資金を調達しました。2009年にはLumenDataと提携し、ベンガルールに新しいデリバリーセンターを設置しました。

2011年には、チリのサンティアゴにオフィスを増やし、さらにコンテンツエンジニアリングを専門とするRofous Softwareを買収しました。2012年にはCEOの交代が行われ、Peter Harrisonが副会長に、Shashank SamantがCEOとなりました。

2014年から2020年

2014年からは、GlobalLogicが新たなデリバリーセンターを展開したり、組み込み技術に特化する企業を買収しました。2017年にはカナダ年金制度投資委員会（CPPIB）が48％の株式を取得し、これに続いて、2018年にはApaxが残りの株式をパートナーズ・グループに売却しました。また2019年にはデジタル戦略を専門とするSkookumを買収するなどし、成長を続けました。

2021年以降

2021年、日立製作所がGlobalLogicを96億ドルで買収したことを発表し、同年7月にはこの買収が完了しました。GlobalLogicは、引き続き独立した子会社として事業を運営しています。2022年にはウクライナに5拠点を持ち、約7200人の従業員を雇用し、地域の状況が影響する中でも操業を続けています。

GlobalLogicは、急速な成長を続けており、その成功の要因とされる技術力や国際的なプレゼンスは、企業の将来的な発展を強く期待させるものでしょう。

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