『globe EDM Sessions』
『globe EDM Sessions』は、日本の音楽ユニットglobeが
2013年に発表した
リミックスアルバムです。この
アルバムは、アーティストの活動が一時停止していた後、再び彼らの音楽が流れることを目指して制作された作品です。
2011年、ボーカリストの
KEIKOが深刻な健康問題によって活動を休止せざるを得なくなり、それに続く数年間、globeは事実上の hiatus 状態にありました。しかし
2012年、音楽プロデューサーの
小室哲哉は、
Twitter上で「ともしびを消さぬよう、
KEIKOが元気になるまで活動しよう」と発言し、globeの再始動を示唆します。この発言がきっかけとなり、
アルバム『globe EDM Sessions』が生まれました。
この
リミックスアルバムの制作において、特に象徴的なエピソードは、
マーク・パンサーがDJとして訪れたクラブでの出来事です。彼が最後にかけた曲『
Feel Like dance』が観客から大好評を得たことから、このオリジナルの楽曲をEDMスタイルで
リミックスするアイデアが生まれました。その後、フランスと日本を行き来しながら、実際にクラブでの反応を見ながら音源を調整し、
アルバムの内容が形作られていきました。
小室哲哉は、同時期に自身のソロ
アルバム「
DEBF3」を制作しており、その作業の中で本作の
リミックスに取り組みました。彼は、自身のソロ
アルバムを制作していなければ、その楽曲をglobeのオリジナル曲として作ることができたと述べています。また、彼が手掛けた
リミックスの中で『garden』は
ダブステップを意識し、『try this shoot』はモノフォニックなサウンドに仕上げたことを説明しています。
収録曲
この
アルバムには、全ての曲の作曲が
小室哲哉によって手掛けられています。作詞も小室が多くを担当し、一部はMARCや
KEIKOとの共作となっています。具体的には、以下のトラックが収録されています:
1.
Feel Like dance(2013 ORIGINAL PANTHER D.B.R REMIX)
2. Joy to the love(2013 ORIGINAL PANTHER D.B.R REMIX)
3.
SWEET PAIN(2013 ORIGINAL PANTHER D.B.R REMIX)
4. DEPARTURES(2013 ORIGINAL PANTHER D.B.R REMIX)
5. FREEDOM(2013 ORIGINAL PANTHER D.B.R REMIX)
6. FACE(2013 ORIGINAL PANTHER D.B.R REMIX)
7. Love again(2013 ORIGINAL PANTHER KOZY.H REMIX)
8. wanna Be A Dreammaker(2013 ORIGINAL PANTHER D.B.R REMIX)
9.
Many Classic Moments(2013 ORIGINAL PANTHER D.B.R REMIX)
10. garden(TK Remix)
11. try this shoot(TK Remix)
また、特典として「globe EDM MegaMix by DJ Marc Panther」が付属しました。これにより、ファンは新たなアプローチでglobeの名曲を楽しむことができます。この『globe EDM Sessions』は彼らの音楽スタイルの進化を示す重要な作品となっており、EDMのエッセンスが豊かに詰まった一枚です。