Goodreads

Goodreadsは、書籍に関する情報、レビュー、批評を共有できるウェブサイトであり、同サイトを運営する企業名でもあります。ユーザーはアカウントを作成することで、自分の読書リストを整理し、他のユーザーと交流することができます。具体的には、個人のページに図書目録や読書リストを作成したり、公開ページで推薦図書や議論のためのグループを立ち上げることができます。

2007年12月には、65万人以上のユーザーと1000万冊以上の書籍情報が登録されていました。その後、急速に成長し、2012年7月には1000万人のユーザーと月間2000万件の訪問履歴を記録し、従業員数は30名に達しました。さらに、2013年7月には、ユーザー登録が11ヶ月足らずで2000万人に倍増したことが発表されました。本社はサンフランシスコにあります。

機能

Goodreadsの主な機能は以下の通りです。

個人用本棚: ユーザーは、自分が読んだ本、読んでいる本、これから読みたい本を視覚的に管理できます。これらの書籍は、「読了」「読書中」「積読」のカテゴリーに初期設定されており、自由にカスタマイズすることも可能です。
書籍の評価とレビュー: ユーザーは、書籍を5つ星で評価し、感想を自由に記述することができます。これにより、他のユーザーの読書体験を知ったり、自分の意見を共有したりできます。
他のユーザーとの交流: 他のユーザーを友達として登録することで、そのユーザーの本棚やレビューを閲覧したり、コメントを残したりすることができます。また、様々な議論ページやグループに参加することで、共通の興味を持つユーザーと交流できます。
情報提供: 新刊情報や推薦図書、著者のインタビューや詩などのコンテンツをメールマガジンで定期的に受け取ることができます。
作家向け機能: 作家は、自身のプロフィールページに著書へのリンクを掲載したり、ブログを運営することができます。これにより、読者との直接的なコミュニケーションを促進することができます。
オフライン交流: Goodreadsは、オンライン上だけでなく、オフラインでの蔵書交換会や読書会など、ユーザーが交流する機会も提供しています。

Goodreadsは、著者と読者の交流を促進することにも力を入れています。インタビュー、読者プレゼント、著者のブログや公開情報を通じて、著者と読者がより密接に関わることができるように工夫されています。また、作家向けの販促ページも用意されており、多くの作家が自分の作品を宣伝するために活用しています。これらの機能を通じて、Goodreadsは、単なる書籍情報サイト以上の、読書コミュニティとしての役割を果たしています。

他のソーシャルメディアとの連携

Goodreadsは、Twitter、Pinterest、Facebookなどの他のソーシャルネットワーキングサービスとも連携しており、ユーザーは自分の読書状況を簡単に共有することができます。これにより、読書体験をさらに多くの人と共有し、議論することができます。

批判と論争

Goodreadsは、以前はAmazon APIを利用して書籍情報を取得していましたが、利用規約の厳しさから、2012年1月に書籍卸売業Ingram社やアメリカ議会図書館などのより柔軟性の高いデータソースに切り替えました。しかし、一部のユーザーは、この移行によって自分の読書情報が失われることを懸念し、Amazon専売の自費出版やKindle版のタイトルが移行後も消失しないように対策を講じました。その後、GoodreadsはAmazonに買収され、再びAmazon APIを利用することになりました。

関連項目

LibraryThing

外部リンク

公式サイト

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