HAPPY Xmas SHOW

HAPPY Xmas SHOW：クリスマスの夜を彩った音楽の祭典

『HAPPY Xmas SHOW』は、2003年から2008年まで、日本テレビ系列で放送されたクリスマス時期の音楽番組です。パナソニックの一社提供による特別番組として、毎年豪華な顔ぶれと、番組独自の演出で話題を呼びました。

番組は、国内外の有名アーティストによるパフォーマンスを軸に構成されていました。初期の2003年と2004年は、スタジオにアーティストを招き、明石家さんまを司会に迎え、トークを交えた形式でした。その後、2005年と2006年には、音楽パフォーマンスに加え、クリスマスをテーマにしたドラマを織り交ぜるなど、よりエンターテインメント性の高い構成へと進化を遂げました。

2007年は、汐留の日本テレビから生放送され、番組内でパナソニックの長編CM「ココロつなぐ物語」も放送されました。この生放送では、アーティストの感動的なリアクションが視聴者の心を捉え、番組に臨場感を与えました。

毎年、クリスマスシーズンに華を添えてきた『HAPPY Xmas SHOW』でしたが、2008年の平均視聴率は関東地区で7.1％と低迷し、残念ながらこの年をもって終了となりました。

番組の終了後、パナソニック提供の音楽特番は、2009年に放送された『ザ・プラチナチケット 〜君のために歌いたい〜』をもって日本テレビでは終了しました。

音楽とドラマ、豪華アーティストの競演

『HAPPY Xmas SHOW』の魅力は、豪華アーティストの共演と、番組独自の演出だけではありませんでした。

音楽面では、山下達郎が2003年からテーマ音楽を担当し、「White Christmas」のアレンジバージョンがオープニングテーマとして使用されました。2004年には「Jingle Bell Rock」も提供するなど、音楽制作にも力を入れています。2006年には竹内まりやが新曲「クリスマスは一緒に」を提供し、番組を盛り上げました。

また、番組では、モーニング娘。による60年代ガールズグループ風パフォーマンスや、浜崎あゆみのシークレットライブ、コブクロと佐藤竹善による「クリスマス・イブ」の共演など、多くのアーティストが特別なパフォーマンスを披露しました。福耳の再結成や、Charと松任谷正隆の30年ぶりのセッションなど、番組でしか見られない貴重なコラボレーションも多く見られました。

ドラマ仕立ての構成では、小雪主演のクリスマスドラマが2005年と2006年に放送され、その合間にアーティストのパフォーマンスが挿入されるなど、音楽とドラマが融合した演出がなされました。

2007年の生放送では、ケルティック・ウーマンや桑田佳祐、Mr.Childrenなどが出演し、さらにパナソニックのCMと一体となった演出が話題となりました。

2008年の最終回では、CHEMISTRY、浜崎あゆみ、Mr.Children、コブクロ、絢香、広瀬香美、サラ・ブライトマン、徳永英明、エンヤなどが出演し、番組の歴史に幕を閉じました。

記憶に残る音楽番組

『HAPPY Xmas SHOW』は、単なる音楽番組ではなく、豪華なアーティスト陣と、番組独自の演出によって、クリスマスの夜に特別な思い出を視聴者へ提供する番組でした。クリスマスソングの定番だけでなく、アーティストの代表曲のアレンジバージョンやコラボレーションなど、音楽ファンの心にも深く刻まれた番組と言えるでしょう。番組は終了しましたが、その魅力は、多くの人の記憶に今も残っています。

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