HIRO T'S MORNING JAM

HIRO T'S MORNING JAM

「ヒロティーズ・モーニング・ジャム」は、FM802による月曜から木曜の6:00から11:00まで放送されていたラジオ番組です。この番組は、DJでありディレクターでもあるヒロ寺平（愛称：ヒロT）が中心となって進行し、1999年10月にスタートしました。実は、この番組の前身である『AMUSIC MORNING』が終了した後、その流れを受け継ぐ形で始まりました。

番組の成立背景

FM802は1989年に開局し、その際に朝の番組として『AMUSIC MORNING』が長い間放送されていました。しかし、1999年9月にその番組が終了したことから、新たな朝のプログラムが必要となりました。そこでヒロ寺平がDJを務める『FRIDAY AMUSIC ISLANDS』のスタイルが受け継がれることで、個性的なフォーマットのもと「ヒロティーズ・モーニング・ジャム」が誕生しました。

アメリカンスタイルの放送

ヒロTは、サブフロアからの生放送で構成や選曲を自身一人で行うアメリカンスタイルを採用しました。この手法は、前任者のスタイルを大きく受け継いでおり、リスナーとの距離感を縮めながら、ユニークな番組を展開しました。特に、オープニングで行うタイトルコールの時間など、プログラムの特色が多く見受けられました。

2008年には、番組が改編され全曜日の放送時間が統一され、キャッチフレーズ「5×5」が掲げられるなど、リニューアルが施されました。

番組の歴史と人気の理由

13年半という長寿番組として、2012年に『FRIDAY-』の放送を終了。その後、2013年には『MORNING JAM』もその幕を閉じました。ヒロ寺平は、FM802からFM COCOLOに移り、新たな番組『HIRO T'S AMUSIC MORNING』をスタートさせますが、長年にわたりリスナーに愛されてきたこの番組の存在感は特別なものでした。

豊富なコーナーとゲスト

放送の中では、多彩なコーナーが設けられ、芸能ニュースやリスナーからのリクエスト曲を紹介し、アーティストの誕生日を祝う企画なども行われていました。特に、阪神タイガースの話題を取り上げる時報のコーナーは、ファンから絶大な支持を受けました。また、ゲストとして多くのアーティストや著名人が参加し、生演奏が披露されることもありました。

さらに、番組では「お誕生日のコーナー」や「語源の旅」といった企画が人気を博し、リスナーとのインタラクションがもたらす楽しさが、番組の魅力に繋がっていました。

番組のスタイルに見る特徴

リスナー参加型の企画はもちろんのこと、選曲やコーナーの多様性こそがこの番組の魅力でもありました。アーティストの特集や、名曲の紹介、時間帯ごとのテーマ性を持った選曲など、どの曜日でも楽しめる内容が揃っていました。

「ヒロティーズ・モーニング・ジャム」は、個性的なDJと共に、リスナーを楽しませ続けた名番組として記憶に残ります。

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